必須属性および任意属性 - Parallel Transporter

Teradata Parallel Transporterリファレンス

Product
Parallel Transporter
Release Number
16.20
Published
2018年4月
Language
日本語
Last Update
2018-09-07
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ja-JP/sje1512702724707.ditamap
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ja-JP/sje1512702724707.ditaval
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B035-2436
Product Category
Teradata Tools and Utilities
Updateオペレータの必須および任意の属性値を宣言するためには、Teradata PTのDEFINE OPERATORステートメントで属性定義リスト構文を使用します。










使用場所:

オペレータの属性定義の更新
構文要素 説明
AccountId = 'acctId' ユーザー名に関連するアカウントを指定する任意の属性。

この属性を省略すると、デフォルトでデータベースの直接所有者のアカウントIDが設定されます。

AmpCheck = 'option' AMP停止状態に対するUpdateオペレータの応答を指定する任意の属性:
  • 'None' = クラスタ内で停止したAMPが1台未満のみの場合に限り、Updateジョブの開始、再始動、または続行を許可します。
  • 'Apply' = AMPが停止した場合、Updateオペレータ ジョブが適用フェーズに移行すること、または適用フェーズを終了することを禁止します(デフォルト)。
  • 'All' = AMPが停止した場合、Updateオペレータ ジョブを一時停止します。
Updateオペレータ ジョブのすべてのターゲット テーブルは、障害AMPで開始、再始動、または継続するジョブのためのフォールバック テーブルであることが必要です。いずれかのターゲット テーブルがフォールバックでない場合、ジョブは開始または再始動しません。
BufferSize = KBytes 出力バッファのサイズをKB単位で指定する任意の属性。UpdateパーセルをTeradata Databaseに送信するために使用されます。

出力バッファ サイズとUpdateテーブルの行のサイズによって、Teradata Databaseに送信する各パーセルの各メッセージの最大行数が決まります。 大きなバッファ サイズを指定すると、各パーセルに格納できるデータが増えるため、処理のオーバーヘッドを軽減できます。

有効値は1~16384です。ただし、16384を指定した場合、実際のバッファ サイズは16775552バイトとなるため、16MBより少なくなります。 1未満の値を指定すると、エラー メッセージが表示され、ジョブが終了されます。

デフォルトのバッファ サイズは1024Kbytesです。 指定可能な最大のバッファ サイズは、通常、16384KBです。 値はTeradata Databaseへの接続時に検証されます。

バッファ サイズに最大値を超える値を指定した場合、オペレータはその値を指定可能な最大サイズまで減らします。

CheckpointRowCount - ’option チェックポイントで送信された行の出力を有効または無効にするようにUpdateオペレータに指示するオプションの属性です。

CheckpointRowCount値は次のとおりです。

  • ’No’ (’No’) = Updateオペレータは、チェックポイントで送信された行を出力しません(デフォルト)。
  • ’Yes’ (’Y’) = Updateオペレータは、チェックポイントで送信された行を出力します。

この属性は、TPTスクリプトモードでのみ使用できます。

DataEncryption =' option' SQLリクエスト、応答、およびデータをセキュリティによって完全に暗号化する任意の属性。

有効な値は次のとおりです。

  • ’On’ = すべてのSQLリクエスト、応答、およびデータが暗号化されます。
  • ’Off’ = 暗号化されません(デフォルト)。
DateForm = 'option' Updateオペレータ ジョブのDATEデータ型を指定する任意の属性。
  • 'integerDate' = 整数のDATEデータ型(デフォルト)
  • 'ansiDate' = ANSI固定長のCHAR(10) DATEデータ型
DeleteLobDataFiles = 'オプション' 行がデータベースにコミットされたときに、Data Connector Producerから遅延LOBデータ ファイルを削除するかどうかを指定するオプションの属性。
'オプション'の有効な値は次のとおりです。
  • 'Yes'(または'Y') = 行がデータベースにコミットされたら、遅延モードLOBデータ ファイルを削除します。
  • 'No'(または'N') = 遅延モードLOBデータ ファイルを削除しません(デフォルト)。

これ以外の値を指定するとエラーになります。

DeleteTask = 'option' 単一のTeradata Databaseテーブルからデータを削除するためのDELETEタスクを実行するかどうかを指定する任意の属性。DELETEタスクは、通常のDELETE SQL文よりもはるかに速く行を削除します。DELETEタスクはビューには適用できません。

指定可能なオプションは次のとおりです。

  • 'Yes' (または'Y') = DELETEタスクを実行します。DELETEタスクでは、APPLYステートメントの中でのSELECTセクションの有無に基づいて、行を取得するかどうかを判断します。
  • 'No' (または'N') = DELETEタスクを実行しません(デフォルト)。

これ以外の値を指定するとエラーになります。

値を何も指定しない場合は、'NO'値を指定したことになります。その場合、UpdateオペレータはIMPORTタスクを実行します。上記のルールは何も適用されません。

DeleteTask属性処理を有効にした場合、影響を受けるのは次の任意の属性のみです。

  • TenacityHours
  • TenacitySleep
  • AmpCheck
DropErrorTable = ’option Updateジョブ完了時に、エラー テーブルが空であってもエラー テーブルを削除するかどうかを指定する任意の属性。

有効な値は次のとおりです。

  • ’Yes’ = Updateオペレータはエラー テーブルが空の場合にのみ削除します(デフォルト)。Teradata PTはDROP TABLE文を自動的に実行します。

    多数の更新ジョブを定期的に実行する場合は、’Yes’を指定すると、データ ディクショナリに対して多数の更新が実行され、結果として性能問題が発生します。

  • ’No’ = Updateオペレータはエラー テーブルが空の場合でも削除しません。 ユーザーがエラー テーブルに対して手動でDROP TABLE文を実行する必要があります。


    テーブルが削除されていない状態で、同じ名前のテーブルを使用するTeradata PTジョブを実行すると、DBSエラーが発生するか、予測不能な結果が生じる可能性があります。

DropLogTable = ’option 更新ジョブ完了時に再始動ログ テーブルを削除するかどうかを指定する任意の属性。

有効な値は次のとおりです。

  • ’Yes’ = Updateオペレータは再始動ログ テーブルを削除します(デフォルト)。Teradata PTはDROP TABLE文を自動的に実行します。

    多数の更新ジョブを定期的に実行する場合は、’Yes’を指定すると、データ ディクショナリに対して多数の更新が実行され、結果として性能問題が発生します。

  • ’No’ = Updateオペレータは再始動ログ テーブルを削除しません。 ユーザーが再始動ログ テーブルに対して手動でDROP TABLE文を実行する必要があります。

    テーブルが削除されていない状態で、同じ名前のテーブルを使用するTeradata PTジョブを実行すると、DBSエラーが発生するか、予測不能な結果が生じる可能性があります。

DropWorkTable = ’option 更新ジョブ完了時に作業テーブルを削除するかどうかを指定する任意の属性。

有効な値は次のとおりです。

  • ’Yes’ = Updateオペレータは作業テーブルを削除します(デフォルト)。Teradata PTはDROP TABLE文を自動的に実行します。

    多数の更新ジョブを定期的に実行する場合は、’Yes’を指定すると、データ ディクショナリに対して多数の更新が実行され、結果として性能問題が発生します。

  • ’No’ = Updateオペレータは作業テーブルを削除しません。 ユーザーが作業テーブルに対して手動でDROP TABLE文を実行する必要があります。

    テーブルが削除されていない状態で、同じ名前のテーブルを使用するTeradata PTジョブを実行すると、DBSエラーが発生するか、予測不能な結果が生じる可能性があります。

ErrorLimit = limit Updateオペレータ ジョブを終了するまでにエラー テーブルのいずれかに格納できるレコードの概数を指定する任意の属性。

この数が概数である理由は、Updateオペレータが一度に複数行のデータをTeradata Databaseに送信するためです。 エラー制限値を超えたことを示すメッセージをUpdateオペレータが処理するまでに、エラー制限値に指定された実際の数を上回るレコードがエラー テーブルにロードされている可能性があります。

ErrorLimitには、1以上の値を指定する必要があります。 無効な値を指定すると、Updateオペレータはジョブを終了します。 デフォルトでは、ErrorLimit値は無制限です。

ErrorLimit値はUpdateオペレータの各インスタンスに適用されます。

ErrorTable1 = 'eerrorTable1Name' 第1エラー テーブル(取得エラー テーブル)の名前を指定する任意の属性。このテーブルには、Updateオペレータ ジョブの取得フェーズ中に発生するデータ エラーに関する情報が含まれています。

このテーブルには、新しい名前を指定する必要があります。 一時停止したUpdateオペレータ ジョブを再始動する場合を除き、既存のテーブル名は指定できません。

テーブル名を指定しない場合、Updateオペレータによってテーブル名が作成されます。 作成されるテーブルの名前の先頭にはttname_ETが付加されます。これによって、テーブル名の固有性が確保されます(例えば、VARCHARを使用した場合はttname_ET、VARCHAR ARRAYを使用した場合は、ttname1_ET, ttname2_ET,..., ttname5_ETとなります)。

詳細については、ErrorTableおよびエラー テーブルおよび作業テーブルの自動生成を参照してください。

ErrorTable2 = 'errorTable2Name' 第2エラー テーブル(適用エラー テーブル)の名前を指定する任意の属性。このテーブルには、Updateオペレータ ジョブのアプリケーション フェーズ中に発生するデータエラーに関する情報が含まれています。

このテーブルには、新しい名前を指定する必要があります。 Updateオペレータ ジョブを再始動する場合を除き、既存のテーブル名と重複する名前は使用しないでください。

テーブル名を指定しない場合、Updateオペレータによってテーブル名が作成されます。 作成されるテーブルの名前の先頭にはttname_UVが付加されます。これによって、テーブル名の固有性が確保されます(例えば、VARCHARを使用した場合はtname_UV、VARCHAR ARRAYを使用した場合は、ttname1_UV, ttname2_UV, …, ttname5_UVとなります)。

詳細については、ErrorTableおよびエラー テーブルおよび作業テーブルの自動生成を参照してください。

LogonMech =' string' 使用するログオン メカニズムを指定する任意の属性。

認証方式によってはこの属性の指定が必須になる場合があります。

属性が8バイトを超えると、ジョブが終了されます。

LogonMechの指定要件については、<Teradata Parallel Transporterユーザー ガイド、B035-2445>の「 ログオン セキュリティ」を参照してください。

LogonMechData = ' Data ' 追加のログオン メカニズム データを転送する任意の属性。

外部認証方式によってはこの属性の指定が必須になります。

LogonMechDataの指定要件については、<Teradata Parallel Transporterユーザー ガイド、B035-2445>の「 ログオン セキュリティ」を参照してください。

LogSQL = 'option' 対象ジョブのSQLの中で、ログに記録する数を制御する任意の属性。

有効なオプションは次のとおりです。

  • 'Yes' = すべてのSQLをログに出力します。 最大長は1Mです。
  • 'No' = SQLをログに出力しません。
  • 値なし、または属性指定の除外時は、事前定義の制限を使用します。最大32KのSQLを表示します(SQL全体が32K未満の場合)。 ログ対象のSQLが32Kを超える場合は、表示が最初の32KBに切り捨てられます。
LogTable = 'logTableName' ジョブを再始動するためのチェックポイント情報を格納する再始動ログ テーブルの名前を指定する任意の属性。

新しいジョブを実行する場合、新しいテーブル名には、既存のテーブル名とは異なる名前を指定してください。 これにより、Updateオペレータは新しい再始動ログ テーブルを作成します。

一時停止したジョブを再始動する場合、再始動ログ テーブルが存在する必要があります。Updateオペレータは最後のチェックポイントからジョブを再始動します。 再始動したジョブでは、引き続き既存の再始動ログ テーブルを使用します。

ジョブが正常に完了すると、オペレータは再始動ログ テーブルを削除します。 再始動ログ テーブルの指定に失敗すると、ジョブが終了されます。

再始動ログ テーブルで必要とされる権限は次のとおりです。

  • SELECT
  • INSERT
  • DELETE

再始動ログ テーブルを含むデータベースで必要とされる権限は以下のとおりです。

  • DROP
  • CREATE

Updateオペレータは再始動ログ テーブルを自動的に保守します。 再始動ログ テーブルに少しでも手が加えられると、再始動機能は無効になります。

再始動ログ テーブルの名前を完全修飾しない場合、再始動ログ テーブルはユーザーのデフォルト(ログオン)のデータベースに作成されます。 WorkingDatabase属性を使用する場合は、再始動ログ テーブルをデフォルト(ログオン時)のデータベース内に置く予定であっても、再始動ログ テーブルの名前を完全修飾する必要があります。

MaxSessions = maxSessions ログオンするセッションの最大数を指定する任意の属性。

MaxSessionsには、1以上の値を指定する必要があります。1未満の値を指定すると、ジョブが終了されます。

デフォルトは、使用可能なAMPごとに1セッションです。最大値は、使用可能なAMP数を超えることはできません。

メイン インスタンスは、Updateオペレータ セッションを各インスタンスに均等に割り当てます。 例えば、4つのインスタンスと16個のUpdateオペレータ セッションがある場合、各インスタンスは4つのUpdateオペレータ セッションにログオンします。

MinSessions = minSessions Updateオペレータ ジョブを継続するために最低限必要な最小セッション数を指定する任意の属性。

MinSessionsには、1以上およびLoadオペレータの最大セッション数以下の値を指定する必要があります。 1(デフォルト)未満の値を指定すると、ジョブが終了されます。

NotifyExit = 'inmodName' _dynamnという名前のエントリ ポイントを持つユーザー定義の通知出口ルーチンの名前を指定する属性。 値を指定しない場合、次のデフォルト名が使用されます。
  • Windowsプラットフォームの場合、libnotfyext.dll
  • Apple OS Xプラットフォームの場合、libnotfyext.dylib
  • 他のすべてのUNIXプラットフォームの場合、libnotfyext.so
  • z/OSプラットフォームの場合、NOTFYEXT

独自の通知出口ルーチンを指定する方法については、非推奨の構文を参照してください。

NotifyExitIsDLL = 'option' 通知出口ルーチンをDLL(共有ライブラリ)として構築するかどうかを指定する任意の属性(z/OSシステムの場合のみ)。有効な値は、次のとおりです。
  • 'Yes' (または'Y') = 通知出口ルーチンをDLLとして構築します(デフォルト)。
  • 'No' (または'N') = 通知出口ルーチンをDLLとして構築しません。

その他の値を指定すると、ジョブが終了されます。

NotifyLevel='notifyLevel' 特定のイベントをレポートするレベルを指定する任意の属性。 有効値は次のいずれかです。
  • 'Off' = イベントの通知は実行されません(デフォルト)。
  • 'Low' = 通知レベル「低」の欄に「あり」と表示されているイベントが通知されます。
  • 'Med' = 通知レベル「中」の欄に「あり」と表示されているイベントが通知されます。
  • 'High' = 通知レベル「高」の欄に「あり」と表示されているイベントが通知されます。
NotifyMethod = 'notifyMethod' イベントをレポートするために使用するメソッドを指定する任意の属性。メソッド:
  • 'None' = イベントをログに記録しません(デフォルト)。
  • 'Msg' = イベントをログに送ります。
    • Windowsの場合、イベントはイベント ビューアで閲覧できるイベント ログに送られます。 メッセージはアプリケーション ログに送られます。
    • Solaris、AIX、およびHP-UXの各プラットフォームの場合、イベントの送り先は/etc/syslog.confファイルで指定された設定値に依存します。
    • SLES11の場合、イベントの送り先は/etc/syslog-ng.confファイルで指定された設定値に依存します。
    • z/OSシステムの場合、イベントはジョブ ログに送られます。
  • 'Exit' = イベントをユーザー定義の通知出口ルーチンに送ります。 行カウント情報は、4バイトの符号無し整数値になります。
  • 'Exit64' = イベントをユーザー定義の通知出口ルーチンに送ります。 行カウント情報は、次のイベントについては、8バイトの符号無し整数値になります。
    • NMEventCheckPoint64
    • NMEventPhaseIEnd64
    • NMEventImportEnd64
    • NMEventPhaseIIEnd64
    • NMEventErrorTableI64
    • NMEventErrorTableII64
  • 'ExitEON' = イベントをユーザー定義の通知出口ルーチンに送ります。

    完全なTeradataオブジェクト名が、これらのイベントの通知出口ルーチンに渡されます。

    • NMEventInitializeEON
    • NMEventPhaseBeginEON
    • NMEventDeletesBeginEON

    また、ExitEONから8バイトの符号なし整数値の形式で行カウント情報が送信されます。

NotifyString = 'notifyString' システム ログに送られるすべてのメッセージの先頭に付加するユーザー定義文字列を指定する任意の属性。 この文字列は、ユーザー定義の通知出口ルーチンにも送られます。

文字列の最大長は次のとおりです。

  • NotifyMethodが'Exit'の場合、80バイト
  • NotifyMethodが'Msg'の場合、16バイト
Pack = number ジョブのパック係数を指定する任意選択の属性。

有効値は1~16383で、デフォルト値は16383です。

PACK係数は、このジョブが拡張MultiLoadプロトコルを使用するときにのみ適用されます。

PACK係数は、Array Insert文で含めることになるデータ レコード数を、Updateオペレータに通知します。 Array Insert文は、このジョブの取得フェーズ中にTeradata Databaseに送信されます。

ジョブが1つ以上の遅延LOB列を読み込んでいる場合、最大のパック係数は4096です。これはリクエストごとにTeradata Databaseが最大4096のスプールファイルをサポートできるためです。
PauseAcq = 'option' 取得フェーズの完了後Updateオペレータ ジョブを一時停止するか、そのまま適用フェーズに移行するかを指定する任意の属性。値:
  • 'Yes' (または'Y') = Updateオペレータ ジョブを取得フェーズ後に一時停止します。
  • 'No'(または'N')= 一時停止しません(デフォルト)。

その他の値を指定すると、ジョブが終了されます。

PauseAcq属性値を指定しないと、Updateオペレータは取得フェーズが完了しても一時停止せずに、適用フェーズに移行します。

PrivateLogName = 'logName' Teradata PT Loggerによってパブリック ログ内部に保持されるログの名前を指定する任意の属性。 プライベート ログには、Updateオペレータの全出力が記録されます。

プライベート ログは、tlogviewコマンドを次のように使用すると表示できます。ここで、jobIdはTeradata PTのジョブ名を、privateLogNameはUpdateオペレータのPrivateLogName属性の値を示します。

tlogview -j jobid -f privatelogname

デフォルトでは、診断トレース メッセージは生成されません。 診断トレース メッセージは、ユーザーがTraceLevel属性に有効な値を設定している場合にのみ生成されます。

プライベート ログを指定しない場合、出力はすべてパブリック ログに格納されます。

tlogviewコマンドの詳細については、Teradata PTユーティリティのコマンドを参照してください。

QueryBandSessInfo = ’queryBandExpression ジョブ セッションの存続期間中のクエリー バンドを指定する任意の属性。

queryBandExpressionは、セミコロンで区切られ、セミコロンで終了する、名前=値ペアのセットです。 ユーザーは、下記の例のようなクエリー バンド式を定義します。

‘org=Finance;load=daily;location=west;’

QueryBandSessInfoは、ARRAY属性として指定することもできます。

クエリー バンド式の作成規則については、<Teradata Database SQLデータ定義言語 - 構文規則および例、B035-1144>と<SQLデータ定義言語 - 詳細トピック、B035-1184>を参照してください。

QueryBandSessInfo属性の値は、Updateオペレータのプライベート ログに表示されます。

QueryBandSessInfo属性の使用には、以下の規則が適用されます。

  • デフォルトでは、QueryBandSessInfo属性に有効な値が指定されるまで、クエリー バンドはオフになります。
  • QueryBandSessInfo属性に値が含まれている場合、Updateオペレータは、必要なSET QUERY BAND SQLを構成し、UpdateオペレータのSQLセッションの一部として発行して、Teradata Databaseにリクエストを伝達します。
  • Updateオペレータはクエリー バンド式をチェックせず、Teradata Databaseに式をそのまま渡します。
  • ジョブを実行するTeradata Databaseのバージョンでクエリー バンド機能がサポートされていない場合、クエリー バンドは実行されません。 ただし、オペレータはエラーを無視してジョブの残りの部分を実行します。
  • クエリー バンド式に構文エラーがあると、Teradata Databaseはエラーを返します。 すると、Updateオペレータはジョブを終了し、エラーをユーザーに報告します。
ReplicationOverride =' option' アクティブなセッションに対する通常のレプリケーション サービス制御を上書きする任意の属性。

有効な値は、次のとおりです。

  • ‘On’ = アクティブなセッションに対する通常のレプリケーション サービス制御を上書きします。
  • ‘Off’ = アクティブなセッションに関して、通常のレプリケーション サービスの上書きがオフになります(変更データの取得がアクティブな場合)。
  • ’None’ = 上書きのリクエストはTeradata Databaseに送られません(デフォルト)。

詳細については、<Teradata Replication Services Using Oracle GoldenGate、B035-1152>を参照してください。

この属性に値を設定する際には、オペレータがログインで使用するユーザーIDにREPLCONTROL権限が付与されていなければなりません。
TargetTable = 'targetTableName' クライアント システムからデータを受信するUpdateターゲット テーブルの名前を指定する必須の属性。

テーブルがすでに存在している必要があります。

VARCHAR TASMFASTFAIL = 'value' FASTFAIL機能を有効にする任意の属性。

有効な値は次のとおりです。

  • 'Yes'または‘Y’ = FastFail機能を有効にします。 DBSで保留にされていると見なされる場合、ジョブは正常に終了します。
  • 'No'または‘N’ = FastFail機能は有効になりません(デフォルト)。 何らかの理由でジョブが保留になっているとTASMルールで判断された場合、ジョブはハングしたように見えます。
TenacityHours = hours Teradata Databaseで最大数のロード/アンロード操作がすでに実行されている場合、Updateオペレータが継続的にログオンを試行する時間数を指定する任意の属性。

デフォルト値は4時間です。 Tenacity機能を有効にするためには、hoursに0以上の値を指定する必要があります。 0を指定すると、Tenacity機能は無効になります。 0未満の値を指定すると、Updateジョブが終了されます。

TenacitySleep = minutes Teradata Database上で最大数のロード/エクスポート操作がすでに実行されている場合、Updateジョブがログオン操作を再試行するまでに一時停止する分数を指定する任意の属性。

分数には0以上の値を指定する必要があります。1未満の値を指定すると、Updateオペレータはエラー メッセージを返してジョブを終了します。デフォルトは6分間です。

TdpId = 'dbcName' Upadateオペレータ ジョブのTeradata Databaseマシン(非メインフレーム プラットフォーム)またはTDP(メインフレーム プラットフォーム)の名前を指定する任意の属性。

dbcNameは、最大256文字まで指定でき、ドメイン サーバー名を1つ指定できます。

TdpId属性に対して値を指定しない場合、オペレータは、システム管理者がユーザー用に設定したデフォルトのTdpIdを使用します。

メインフレームでは、1文字のTdpIdがサポートされます。 1文字だけを指定すると、TDPで始まる4文字のTdpIdの略語とみなされます。
TimeZoneSessInfo = 'timeZoneValue' オプションの属性。これにより、オペレータのジョブ セッションの期間にデフォルトのタイムゾーン変位を変更できます。

この属性の値を指定すると、オペレータはSET TIME ZONE <timeZoneValue>; SQLリクエストを作成します。

オペレータは、セッションが接続された後、メイン コントロールと補助SQLセッションのTeradata Databaseにリクエストを送信します。

Teradata DatabaseではMultiLoadプロトコル セッションでリクエストを送信できないため、オペレータはMultiLoadプロトコル セッションでリクエストを送信しません。オペレータは、ジョブが従来のMultiLoadプロトコルを使用する場合に、MultiLoadプロトコル セッションを使用します。

ジョブが拡張MultiLoadプロトコルを使用する場合、オペレータはセッションが接続された後にデータSQLセッションでTeradata Databaseにリクエストを送信します。

以下に例を示します。

  • 例1: 次の例では、セッションのデフォルトのタイムゾーン変位をシステム デフォルトのタイムゾーンであるLOCALに設定します。

    VARCHAR TimeZoneSessInfo = 'LOCAL'

  • 例2: 次の例では、セッションのデフォルトのタイムゾーン変位を、ログオンしているユーザーのデフォルトのタイムゾーンであるUSERに設定します。

    VARCHAR TimeZoneSessInfo = 'USER'

  • 例3: 次の例では、セッションのデフォルトのタイムゾーン変位を単純な定数タイムゾーン文字列式に設定します。

    VARCHAR TimeZoneSessInfo = '''America Pacific'''

    値内のどの単一引用符文字(')も、TPTジョブ スクリプトで2つの連続した単一引用符文字として入力する必要があります。これにより、正しい値がTeradata Databaseに送信されます。
オペレータはこの属性の値を検証しません。オペレータは、その値をそのままTeradata Databaseに渡します。Teradata Databaseはその値を検証します。妥当性検査が失敗した場合、オペレータはTeradata Databaseエラーでジョブを終了します。
C形式のコメントは値で許可され、Teradata Databaseに渡されます。
ANSI形式のコメントは、値でサポートされません。値にANSI形式のコメントが含まれている場合、オペレータはTeradata Database構文エラーでジョブを終了します。
セミコロンは値に使用できません。これは、オペレータが "SET TIME ZONE SQL"リクエスト内で1つの文のみを許可するためです。値にセミコロンが含まれている場合に、オペレータはオペレータ エラーでジョブを終了します。

SET TIME ZONE SQLについて詳しくは、<Teradata Database SQLデータ定義言語 構文規則および例>マニュアルを参照してください。

TraceLevel = 'level' オペレータの各インスタンスによってパブリック ログ(または、PrivateLogName属性で指定されている場合はプライベート ログ)に書き込まれる診断メッセージの種類を指定する任意の属性。 診断トレース機能は、ログ ファイルで詳細な情報を提供するため、問題の追跡や診断に役立ちます。

トレース レベルは次のとおりです。

  • 'None' = トレース機能を無効にします(デフォルト)。
  • ’CLI’ = CLIに関連するアクティビティ(Teradata Databaseとの対話)についてのトレース機能を有効にします。
  • 'PX' = Teradata PTインフラストラクチャに関連するアクティビティについてのトレース機能を有効にします。
  • 'Oper' = オペレータ固有のアクティビティについてのトレース機能を有効にします。
  • 'Notify' = 通知機能に関連するアクティビティについてのトレース機能を有効にします。
  • 'All' = 上記すべてのアクティビティについてのトレース機能を有効にします。

VARCHAR ARRAYを使用すると、複数の値を指定できます。以下に例を示します。

VARCHAR TraceLevel = 'CLI'
VARCHAR TraceLevel = 'OPER'
VARCHAR ARRAY TraceLevel = [ 'CLI' ]
VARCHAR ARRAY TraceLevel = [ 'CLI', 'OPER' ]
TraceLevel属性は、診断を支援するためにのみ指定します。 この属性によって得られる追加情報の量と種類は、ニーズの変化に合わせてリリースごとに変わります。
TransformGroup = 'transformgroupname' Teradata複合データ型(CDT)のアクティブな変換の変更をサポートするオプション属性。この値は、<udt名> <変換グループ名>であり、オペレータの先頭には、ハードコードされた文字列"SET TRANSFORM GROUP FOR TYPE "が付加されます。RDBMSに送信される構文は次のとおりです:
SET TRANSFORM GROUP FOR TYPE <udt名> <変換グループ名>;
例えば、次のように指定します。
"SET TRANSFORM GROUP FOR TYPE JSON CHARACTER SET LATIN TD_JSON_VARCHAR;"
VARCHAR ARRAYを使用すると、複数の値を指定できます。以下に例を示します。
VARCHAR ARRAY TransformGroup = ['JSON CHARACTER SET LATIN TD_JSON_VARCHAR',
                                'ST_GEOMETRY TD_GEO_VARCHAR'],

SQLセッションが接続されると、オペレータはそのセッションでTeradata Databaseにリクエストを送信します。

メイン制御SQLセッションが接続されると、オペレータはそのセッションでTeradata Databaseにリクエストを送信します。

Teradata DatabaseではMultiLoadプロトコル セッションでのリクエスト送信が許可されていないため、オペレータはMultiLoadプロトコル セッションではリクエストを送信しません。ジョブで従来のMultiLoadプロトコルが使用されている場合に、オペレータはMultiLoadプロトコル セッションを使用します。さらに、Teradata Databaseでは補助SQLセッションは不要であるため、ジョブで従来のMultiLoadプロトコルが使用されている場合に、オペレータは補助SQLセッションではリクエストを送信しません。

ジョブが拡張MultiLoadプロトコルを使用する場合、オペレータはセッションが接続された後にデータSQLセッションおよび補助SQLセッションでTeradata Databaseにリクエストを送信します。

オペレータはこの属性の値を検証しません。オペレータは、その値をそのままTeradata Databaseに渡します。Teradata Databaseはその値を検証します。妥当性検査が失敗した場合、オペレータはTeradata Databaseエラーでジョブを終了します。
C形式のコメントは値で許可され、Teradata Databaseに渡されます。
ANSI形式のコメントは、値でサポートされません。値にANSI形式のコメントが含まれている場合、オペレータはTeradata Database構文エラーでジョブを終了できます。
セミコロンは値に使用できません。これは、オペレータがリクエストごとに1つの文のみを許可するためです。値にセミコロンが含まれている場合に、オペレータはオペレータ エラーでジョブを終了します。
TreatDBSRestartAsFatal = 'option' Teradata Databaseの再起動時にジョブを終了するかどうかをオペレータに通知する任意の属性。

TreatDBSRestartAsFatal値は次のとおりです。

  • '’No’(’N’) = Teradata Databaseの再起動が発生した場合、オペレータは終了しない(デフォルト)。Teradata Databaseの再起動は、再試行可能な処理として扱われます。
  • ’Yes'(’Y’) = Teradata Databaseの再起動が発生した場合、オペレータは終了する。
UnicodePassThrough = ' value ' Unicode Pass Through機能を有効または無効にするようにオペレータに指示する任意の属性。

有効な値は、次のとおりです。

  • ’On’ = オペレータ内のUnicode Pass Through機能を有効にする。
  • ’Off’ = (デフォルト)オペレータ内のUnicode Pass Through機能を無効にする。
TPTジョブがUTF8またはUTF16のセッション文字セットを使用している場合、UnicodePassThrough属性を’On’に設定すると、オペレータはUnicodeパスを使用して文字を読み込むことができます。
UserName = 'userId' Teradata Databaseのユーザー名を指定する属性。

外部認証ログオン方式によっては、この属性と互換性がない場合があります。

UserNameの指定要件の詳細については、<Teradata Parallel Transporterユーザー ガイド、B035-2445>の「ログオン セキュリティ」を参照してください。

UserPassword = 'password' ユーザー名に関連するパスワードを指定する属性。

外部認証ログオン方式によっては、この属性と互換性がない場合があります。

パスワードの指定要件の詳細については、<Teradata Parallel Transporterユーザー ガイド、B035-2445>の「ログオン セキュリティ」を参照してください。

WorkTable = 'workTable' 作業テーブルの名前を指定する任意の属性。

このテーブルには、一時停止したUpadateオペレータ ジョブを再始動する場合を除き、既存のテーブル名と重複しない新しい名前を指定する必要があります。

テーブル名を指定しない場合、Updateオペレータによってテーブル名が作成されます。 作成されるテーブルの名前の先頭にはttname_WTが付加されます。これによって、テーブル名の固有性が確保されます(例えば、VARCHARを使用した場合はttname_WT、VARCHAR ARRAYを使用した場合は、ttname1_WT, ttname2_WT, …, ttname5_WTとなります)。
ジョブに複数の作業テーブルがあるときに、拡張MultiLoadプロトコルを使用すると、最初の作業テーブルのみが作成されます。 Updateオペレータは、取得フェーズ中に、レコードを最初の作業テーブルに挿入します。
WorkingDatabase = 'databaseName' ログオン データベース以外のデータベースをデフォルト データベースとして指定する任意の属性。

この属性で指定されたデータベース名は、2つのSQLセッションを接続した直後にオペレータによって送られるTeradata SQL DATABASE文で使用されます。

WorkingDatabaseが指定されない場合、修飾されていないすべてのテーブル名において、ログオンしたユーザーに関連付けられたデフォルト データベースがWorkingDatabaseとみなされます。