エラー制限値 - Parallel Transporter

Teradata Parallel Transporterリファレンス

Product
Parallel Transporter
Release Number
16.20
Published
2018年4月
Language
日本語
Last Update
2018-09-07
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B035-2436
Product Category
Teradata Tools and Utilities

Updateオペレータは、ジョブ終了前に取得されるエラーの概数を設定するために、Loadオペレータと同一の機能を提供します。 この数が概数である理由は、Updateオペレータが一度に複数行のデータをTeradata Databaseに送信するためです。 エラー制限値を超えたことを示すメッセージをUpdateオペレータが処理するまでに、このオペレータがエラー制限値によって指定された実際の数を上回るレコードをエラー テーブルにロードしている可能性があります。

大量のデータを更新中は、各入力レコードで繰り返されるデータ エラーが発生することがよくあります。 エラーは、ジョブ実行内のすべてのレコードに対してエラーが生成されるよりもかなり前に修正されることが多いため、ErrorLimit属性を使用してジョブの終了前に許容できるエラーの概数を指定することを検討します。

ETテーブルには、取得フェーズ中(データのロード中)に検出されたエラーが行形式で含まれることに注意してください。 通常はデータ変換エラーがあります。 副次テーブルはUVテーブルですが、このテーブルにはジョブの適用フェーズ中にエラーがあるとして検出された行が含まれます。 これらのエラーは、通常「固有性違反(Uniqueness Violation)」エラーです(このため、名前がUV)。

ErrorLimit値は結合されたすべてのインスタンスではなく、Updateオペレータの各インスタンスに適用されます。 例えば、制限値が1,000に設定されている場合、ジョブを終了するため、単一のインスタンスが1,000行がエラー テーブルに挿入されたことを検出する必要があります。

この制限値は、ErrorLimit属性で指定します。 エラーは取得フェーズ中にのみカウントされるため、ETテーブルに配置されるエラー行の数ではErrorLimit属性の設定数が考慮されます。 これは、結合されたすべてのインスタンスではなく、Updateオペレータの各インスタンスに適用されます。 そのため、エラー制限値が1,000に設定されている場合、単一のロード インスタンスではジョブの終了前に1,000行がエラー テーブルに挿入されていることを検出する必要があります。

エラー制限値は、チェックポイント時にも到達される可能性があります。 以下の例を参照してください。