MESSAGEOUT - Basic Teradata Query

Basic Teradata Queryリファレンス

Product
Basic Teradata Query
Release Number
16.20
Published
2018年4月
Language
日本語
Last Update
2019-07-03
dita:mapPath
ja-JP/moy1512703123963.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/moy1512703123963.ditaval
dita:id
B035-2414
Product Category
Teradata Tools and Utilities

目的

通常は標準出力ストリームに送られる内容をBTEQがリダイレクトするためのファイル名を指定します。

構文

次の図は、メインフレーム接続とワークステーション接続の両方のシステムの構文を示します。





次のような場合に当てはまります。

xxx
通常は標準出力に送られるデータを受け取るファイルを示す、z/OS JCLのDD文の名前、またはUNIXのファイル名。
BOM|NOBOM
ワークステーション接続システムでは、Unicodeセッションで新しいMESSAGEOUTファイルの最初にBOM(バイト オーダー マーク)を挿入するかどうかを決定する。

BOMを指定すると、UTF-8またはUTF-16バイト オーダー マークが挿入されます。NOBOMを指定すると、挿入されません。 デフォルトはBOMになっています。

ファイルがすでに存在し、空でない場合には、このオプションは適用しません。 非Unicodeセッションやメインフレーム接続システムには使用しません

このオプションは、メインフレーム接続システムには適用されません。標準出力は、Unicodeセッションの場合EBCDICで書き込まれるためです。

使用上の注意

既存のファイルを指定した場合は、そのファイルにデータが付加されます。 新しいファイルを指定した場合は、ファイルが作成されます。 ファイル名には、システムで有効な任意のデバイス名を使用することができます。

MESSAGEOUTファイルは、次のいずれかのオプションが使用されたときにクローズされます。
  • MESSAGEOUTコマンドで別のメッセージ ファイルが指定された場合
  • EXITまたはQUITコマンドが実行された場合

最後のレコードの書き込みが終了するまでは、メッセージ ファイルはクローズされません。 クローズされる前のメッセージ ファイルを読んだ場合には、最後の数レコードが欠けている可能性があります。 これらのレコードは、MESSAGEOUT、EXIT、またはQUITコマンドが実行されてクローズされるときに、書き込まれます。

ワークステーション接続システムで、-mコマンド ライン オプションを指定してBTEQを起動すると、stdioはシステム ロケールをベースにしたものになります。 そのため、MESSAGEOUTファイルにはロケール固有の文字(UTF-8またはUTF-16-8でエンコードされた文字ではなく)が含まれることになり、BOMは含まれないことになります。

例1 – MESSAGEOUT

z/OSで、メッセージをDDNAME MYOUTにリダイレクトするためには、MESSAGEOUTコマンドを次のように入れます。

.MESSAGEOUT DDNAME=MYOUT

DDNAMEは、TSOコマンドによって事前に定義されています。例えば、次のようになります。

.TSO ALLOCATE DDNAME(MYOUT) DSNAME(YOUR.MSG.OUT) SHR

例2 – MESSAGEOUT

ワークステーション接続システムで、標準出力をファイルOUT1にリダイレクトするためには、MESSAGEOUTコマンドを次のように入れます。

.MESSAGEOUT FILE=OUT1