16.20 - 例: ワークロード グループ スロットルで降格後の同時並行性の制限 - Teradata Workload Management

Teradata Vantage™ ワークロード管理 ユーザー ガイド

prodname
Teradata Vantage NewSQL Engine
Teradata Workload Management
vrm_release
16.20
category
ユーザー ガイド
管理
featnum
B035-1197-162K-JPN

TASMがリクエストを優先順位の低いワークロードに降格すると、アクティブなリクエストの数はワークロード スロットル制限を一時的に超えます。ただし、ワークロード グループのスロットルは、ワークロードの降格による影響が予測不可能であっても、アプリケーションのアクティブなリクエストの数を制限できます。次の例は、異なるスロットル タイプで降格したリクエストによる影響について説明します。

降格とワークロード スロットル

この例では、1つのアプリケーションの同時リクエスト数を9つに制限する必要があります。中期のワークロードにおける2つの実行時間の長いリクエストにより例外が発生し、TASMはそれらのリクエストを中期のワークロードから優先順位の低い長期間のワークロードに降格します。両方のワークロードにはスロットル制限がありますが、長期間のワークロード スロットルがすでに制限に達している場合、降格されたリクエストがワークロードに加わると一時的に制限を超過します。降格されたリクエストはすでに実行を開始しているため、遅延は生じません。また、TASMは2つの中期のリクエストを降格し、中期のワークロードがスロットル制限を下回るため、2つの新しいリクエストがそのワークロードで実行を開始します。このような条件下では、アプリケーションのリクエスト数の合計が予想を超える可能性があります。

ワークロード スロットル リクエスト数 TASMによって2個の中期リクエストが降格された場合のスロットル リクエスト数
中期 6 6
長期 3 5
総アクティブ数 9 11

降格とワークロード グループ スロットル

短時間に多くの降格があり、上位のワークロードで新しいリクエストが降格されたリクエストと置き換わると、アプリケーション全体のリクエスト数は増加し続けます。このような状況では、グループ スロットルを使用してアプリケーションのリクエスト数の合計を制限以下に保つことができます。

この例では、中期と長期を組み合わせたグループ スロットルは1度に9つのリクエストに制限されます。降格によって中期は2つのリクエストを失いますが、グループ スロットルがあるため遅延キューから2つのリクエストをリリースできません。グループ スロットルはすでに9つの制限に達しているため、グループ スロットルによって影響を受けているさらに2つのリクエストが完了するまで、中期のスロットル制限は以下のままです。

ワークロード スロットル リクエスト数 2個の中期リクエストが降格された場合のスロットル リクエスト数 中期リクエストの降格後に1個の長期リクエストが完了した場合のスロットル リクエスト数
中期 6 4 5
長期 3 5 4
グループ スロットル 9 9 9
総アクティブ数 9 9 9