遅延キューの深さと遅延キュー時間 - Teradata Vantage NewSQL Engine - Teradata Workload Management

Teradata Vantage™ ワークロード管理 ユーザー ガイド

Product
Teradata Vantage NewSQL Engine
Teradata Workload Management
Release Number
16.20
Published
2019年 3月
Language
日本語
Last Update
2019-10-30
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B035-1197
Product Category
Software
Teradata Vantage
2つのワークロード イベントで、スロットル制限により長時間遅延するワークロードを検出できます。
  • 遅延キュー時間: このイベントは、長時間待機しているリクエストが遅延キューに留まっている時間を、秒、分、または時間で検出します。遅延キュー時間には、オプションで、システム スロットルによるリクエストの遅延時間を含めることができます。
  • 遅延キューの深さ: このイベントは、現在遅延しているリクエストの数を検出します。

興味深い使用例は次のとおりです。一部のアプリケーションでは、ユーザーがリクエストを送信する前にパフォーマンス レベルを表示します。これにより、応答時間が長い場合にユーザーが次のリクエストを遅らせる可能性が高くなるため、システムの負荷は平準化されます。ユーザーがリクエストを送信する場合でも、ユーザーは状況を把握しているため、満足感が得られます。実際、ある顧客は、応答時間標識を使用し、ユーザーが状況を把握できるようにしておくことで、リクエストを打ち切って再送信するユーザーが減少するのを確認しています。応答時間標識を使用することにより、打ち切りと再送信のリソース消費量が排除されるため、システム全体のパフォーマンスが向上します。キュー テーブルに記録アクションの選択時にアプリケーションのパフォーマンス指標として機能する遅延キュー イベントを使用できます。このアクションは、DBC.SystemQTblに行を書き込みます。モニター アプリケーションはこのテーブルで行を消費し、ここで説明したパフォーマンス レベルの指標を提供します。