ルールセットの一部のパラメータはさまざまな状態に変更できるのもと、できないものがあります。異なる状態について、フィルタやスロットルなどのシステム レベルの属性をカスタマイズできます。さまざまな状態にフィルタやスロットルを有効または無効にして適用することも、異なるスロットル制限を適用することもできます。
さまざまな状態に対するいくつかのワークロードの特性をカスタマイズすることもできます。状態の変化が発生した際のワークロードで変更できる点と変更できない点を理解するために、ワークロードに次の2種類のプロパティが含まれていることを考えてみます。
- 固定属性: ワークロードを定義する詳細。これには次の項目が含まれます。
- 分類基準
- 例外の定義およびアクション
- 優先順位階層内の位置(または層)
- ワークロードの評価順序
- 作業値: ワークロード定義の一部である変数。これには次の項目が含まれます。
- ワークロードまたは仮想パーティションの共有パーセント値
- ワークロード スロットル
- 例外の有効化または無効化
- 目標サービス レベル
- 最小応答時間(Viewpointのワークロード管理でクエリーの応答を保留と呼ばれる)
次のワークロード作業値は、有効な計画済の環境に基づいて変動する可能性があります。
- 目標サービス レベル
- クエリーの応答を保留
- 例外の有効化または無効化
- ワークロード管理方法の優先順位値(ワークロード配分またはタイムシェア アクセス レベル)
次の設定値は、有効な状態に基づいて変動する可能性があります。
- セッション コントロール
- ワークロード スロットル
- システム スロットル
- リソース制限
- フィルタ
- クエリー セッション制限
- ユーティリティ制限
多くの場合、ワークロードは、日、週、月、または年を通して同じ重要度レベルを保ちません。夜間はロード ワークロードの方が重要で、日中はリクエスト ワークロードの方が重要な場合もあります。また、システムの性能が低下した場合、戦略的なワークロードよりも戦術的なワークロードを完了する方が重要になる可能性もあります。