common.IT.properties.jsonファイルは、すべてのTeradata Vantage on VMware構築で共通のVMware vSphere構成設定を定義します。仮想環境で何らかの変更を行なうたびに、このファイルの設定を構成します。
プロパティのカテゴリ | プロパティ | 説明 |
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Teradataシステム名 | TDsystemname | Teradataシステムの名前。 DBS名には最大15文字の英数字を使用できますが、数字で始めることはできません。 |
ドメイン設定 | domain | /etc/hostsファイルに配置されている構築中のシステムのドメイン。 例:
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パブリック仮想スイッチ | public_vswitch | 仮想ネットワークのポート グループが設定された物理アダプタ。デフォルト設定はVM Networkです。 例:
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BYNET仮想スイッチ | byn_vswitch1 byn_vswitch2 |
BYNETスイッチのラベル。1つ目はMPPシステムで必要です。2つ目はMPPシステムでの冗長性とパフォーマンスのためのものです。この設定は、vSphereでvSwitchを作成したときに指定した名前です。単一ノード システムの場合、設定は空にする必要があります。 |
CMIC仮想スイッチ | cmic_vswitch1 cmic_vswitch2 |
Server Managementスイッチのラベル。これらは、Server ManagementがインストールされているMPPシステムでのみ使用されます。2つ目はMPPシステムでの冗長性とパフォーマンスのためのものです。この設定は、vSphereでvSwitchを作成したときに指定した名前です。 |
DSC仮想スイッチ | dsu_vswitch | DSCスイッチのラベル。この設定は、vSphereでvSwitchを作成したときに指定した名前です。 |
パブリック サブマスク設定 | public_submask | ドット数値記法のパブリック サブマスク名。 例:
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ゲートウェイ設定 | gateway | ゲートウェイ名またはIPアドレス。 例:
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ドメイン名システム設定 | dns1 dns2 |
DNS名またはIPアドレス。 例:
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外部NTPサーバー設定 | ntp1 ntp2 |
ntp1サーバーのホスト名またはIPアドレスは必須ですが、ntp2サーバーはオプションです。 例:
Temporal機能を使用する場合は、NTP サーバーを構成する必要がある。 |
タイム ゾーン設定 | OSTimeZone | (オプション) VMのタイム ゾーン。GMTを基準とするタイム ゾーンの固定時差、またはタイム ゾーンのファイル名を入力する。OSTimeZoneの有効な設定については、ファイルLinuxTimeZoneStrings.txtを参照してください。 Temporalを有効にしていない場合、データベースのタイム ゾーンはオペレーティング システムと同期します。 デフォルトのタイム ゾーンはUS/Pacificです。 例:
追加のTeradataタイム ゾーン情報については、Temporalタイム ゾーンの設定を参照してください。 |
PDiskデータストア一致条件 | PDisk_Datastore_Match | このプロパティを使用して、データ ディスクに接続するデータベース データストアを検索します。デフォルトの設定は_dataです。これにより、データベース ストレージに使用可能なその名前に_dataが含まれているデータストアが検出されます。この設定をデータストアに一致するように変更します。 PDisk Datastore Match
CriteriaとESXI
Datastoreに対し異なる命名規則を選択して、PDisk Datastore Match
Criteriaの値がnode.IT.properties.jsonプロパティファイルのESXI Datastoreプロパティのパターンと一致しないようにします。
例: pdiskデータストアLUN_01とLUN_02、およびOSデータストアLUN_OSに名前を付け、PDisk_Datastore_Matchの値としてLUNを入力すると、スクリプトはpdiskデータストアとOSデータストアを内部的に区別できません。この問題を解決するには、LUNが名前にないように、OSデータストアの名前を変更します。 |
物理ディスク サイズ | pdiskSizeGB | Vantageシステムpdiskのサイズ。 例:
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物理ディスク設定 | uniqueDisks | この設定を使用するには、VantageシステムとvSphereストレージ設定の知識が必要です。 デフォルトの設定をtrueにしておくことを推奨します。この機能を使用する予定がない場合は、デフォルトの設定を変更しないでください。 複数のVantageシステム データ ディスクを各Vantageデータストアに配置する場合は、設定をfalseに変更します。構築実行可能ファイルは、PDisk_Datastore_Match式を使用して、特定のESXiホストで検出されたデータストアを列挙します。 falseに設定すると、共有ストレージSANでの構築時、または使用可能なディスクが十分でない場合にAdvanced SQL Engine (TPA)ノードでは所有者は考慮されずにpdiskが作成されます。 データベースのパフォーマンスが影響を受ける可能性があります。 最初のものに合う数のpdiskSizeGBのVantageシステム データ ディスクを作成してから、次のものに移動できます。 例:
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システム設定 | PhysicalCoresPerTPA | 各Advanced SQL Engine (TPA) VMに割り当てられている物理コアの数を変更します。これは、その他のノード タイプには影響しません。 Teradata資格(ライセンス)で消費される物理コアの合計は、PhysicalCoresPerTPA設定とTPAノードの数を乗算した数に等しくなります。 |
Teradata Intelligent Memory(TIM) | Tim | TIMを使用する予定がある場合は、設定をTRUEに変更します。 この機能を使用する予定がない場合は、デフォルトのFALSEを受け入れます。 |
テンポラル設定 | Temporal TemporalDaylightSavings TemporalTimeDateWZControl TemporalTimeZoneHour TemporalTimeZoneMinute TemporalTimeZoneString |
テンポラルを使用する予定がある場合は、設定をtrueに変更します。 使用する予定がない場合は、falseのデフォルトを受け入れます。 Temporal(テンポラル)の設定を参照してください。 構築の前にTemporalを有効にする必要があります。構築の前に有効にしていない場合は、VMを再構築して有効にする必要があります。VMを再構築しない場合、Teradataの担当窓口に問合わせて顧客エンゲージメントを購入してください。 例:
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その他のTeradata Database機能設定 | SecureZones RowLevelSecurity Columnar |
(オプション)カラムナ、行レベル セキュリティ、およびセキュア ゾーンは、値をtrueに設定して有効化できるVantage機能です。この機能を使用する予定がない場合は、デフォルトのfalseを受け入れます。 |
サイトID | SiteID | このシステムを表わすサイトID。これはオプションです。 |
メインフレーム設定 | MainframeLHID | メインフレーム接続用の論理ホストID。 デフォルトは-1で、構築されたシステムがメインフレームに接続されないことを示します。 例:
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フォルダ設定 | Folder | VMがvSphere Serverで構築中のフォルダ名。 |
IPアドレス設定 | IPAddressSetting | 静的または動的のIPアドレスを使用するかどうかを示します。2ノードMPP構築の場合、IPアドレスは静的である必要があります。 |
ライセンス設定 | Tier | 注文したソフトウェア パッケージに一致するVantage ライセンス層。
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EntitlementID | ライセンスのあるソフトウェアを使用できるようにする文字の一意の文字列。 ライセンス購入時に受け取ったEメールからEIDを取得します。 |
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LicensePeriodInYears | ライセンス期間(年間)。
ライセンス購入時に受け取ったEメールからこの整数を取得します。 このライセンス期間は、Teradata EMSサーバーにログインした後、製品列の名前のサフィックスとして表示されます。 |
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TeradataEmsURL | インターネット アクセスがあるシステムで構築中と仮定して、Vantageライセンスの確認に使用されるURL。デフォルトはhttps://slem.teradata.com/emsです。 サイトでプロキシ サーバーを使用している場合にのみ、この設定を変更します。 |