TemporalオプションをTeradata Vantage on VMwareで使用するには、データの問題が発生しないように注意してシステムを構成してください。詳細については、https://www.teradata.com/Resources/White-Papersを参照してTemporalデータ ウェアハウスの有効化を検索してください。
Temporalオプションを有効にした後は無効にすることができないため、有効にする前にこのオプションについてよく知っておく必要があります。詳細については、<Teradata Vantage™テンポラル テーブル サポート, B035-1182> および< Teradata Vantage™ ANSIテンポラル テーブル サポート, B035-1186>を参照してください。
仮想マシンに対してTemporalオプションを有効にするには、common.IT.properties.jsonファイルのTemporal属性値をtrueに設定し、次に、推奨時間オプションおよび別のTeradataシステムからデータを復元するかどうかに基づいて、その他の関連プロパティを構成します。
Temporalオプションを使用するには、common.IT.properties.jsonファイルでNTPサーバーを構成する必要があります。
タイム ゾーン変数のDBSControlフラグ値については、Vantage管理者に問合わせてください。
プロパティファイルの設定を決定するには、次の図と表を使用します。TimeZoneStringが不明な場合は、<Teradata® Databaseの管理, B035-1093>を参照してください。
この機能を有効にする際は、以下の情報が重要です:
- Temporalテーブルのサポートおよびデータベースによる時間日付のゾーン制御 (TimeDateWZControl)は2つの異なる機能です。ただし、Temporalテーブルのサポートを有効にした場合は、データベースによる時間日付のゾーン制御も有効にする必要があります。
- DaylightSavingsがtrueの場合は、TimeZoneStringを含める必要があります。
- 次の設定のTimeZoneHour = 5およびTimeZoneMinute = 30は例です。ご使用のインストールのGMTからのオフセット時間および分を入力してください。
- TimeZoneStringの有効値については、Temporalタイム ゾーンの設定を参照してください。
- 次のテーブル設定のTimeZoneString = America Pacificは例です。ご使用のシステムのタイム ゾーンを入力してください。
- 図のシナリオ5では、データの復元であるTeradataシステムのDBScontrol一般フラグからタイム ゾーンの設定をコピーする必要があります。
シナリオ5には、以下の起こりうる6つのバリエーション、5a、5b、5c、5d、5e、および5fが反映されています。
図のシナリオ | プロパティファイルのテンポラルの設定 | 適用されるDBS制御設定 |
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5a | TemporalデータはTeradataファイル システムにシステム ローカル時間で格納される。夏時間が認められる。
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5b | TemporalデータはTeradataファイル システムにUTC時間で格納される。夏時間が認められる。
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5c | TemporalデータはTeradataファイル システム内にシステム ローカル時刻で格納されている。TemporalデータはUTC時刻で表示され、夏時間は認められない。
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5d | TemporalデータはTeradataファイル システム内にUTC時刻で格納されている。TemporalデータはUTC時刻で表示され、夏時間は認められない。
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5e | TemporalデータはTeradataファイル システムにシステム ローカル時刻で格納されている。夏時間は認められない。GMTからの時間オフセットが入力されている。
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5f | TemporalデータはTeradataファイル システムにUTC時刻で格納されている。夏時間は認められない。GMTからの時間オフセットが入力されている。
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