DATASET型変換グループは、クライアント システムからTeradata Databaseに、そしてTeradata Databaseからクライアント システムにDATASETデータをインポート/エクスポートするために使用されます。
特定のデータ型に対してデフォルトで使用される事前定義された変換グループを指定できます。DATASET変換グループはDATASET型インスタンスの格納形式に基づいています。
STORAGE FORMAT Avroの変換は、次の要件を満たす必要があります。
- TD_DATASET_AVRO_BLOB(デフォルト)を使用するBLOBへの/からの変換。
BLOBは、NULLで終わるUTF-8コード化スキーマとそれに続くバイナリ コード化されたAvro値から構成されます。
- TD_DATASET_AVRO_VARBYTEを使用するVARBYTEへの/からの変換
VARBYTEは、NULLで終わるUTF-8コード化スキーマとそれに続くバイナリ コード化されたAvro値から構成されます。
- TD_Dataset_CSV_CLOBを使用して、CSV値の文字セットでCLOBとの間の変換を行ないます。
CLOBは、CSV値で構成されます。指定されたオプションのスキーマは含まれません。
- TD_Dataset_CSV_VARCHARを使用してCSV値の文字セットでVARCHARとの間の変換を行ないます。
VARCHARは、CSV値で構成されます。指定されたオプションのスキーマは含まれません。
これらの変換に必要な形式は、システム定義のキャストについて定義されている形式と同等です。
CREATE PROFILE/MODIFY PROFILEまたはCREATE USER/MODIFY USER文でTRANSFORMオプションを使用して、ユーザーに対して特定のデータ型に使用される変換グループを指定できます。
現在のセッションでアクティブな変換グループを変更するには、SET TRANSFORM GROUP FOR TYPE文を使用します。データ型に対してこの文を複数回使用し、セッション内である変換グループから別の変換グループに切り替えることができます。ログオン ユーザーにすでに変換設定が指定されている場合、この文は現在のセッションの変換設定を変更します。
変換グループ マクロ
次のマクロを使用して、UDT (またはCDT)の変換グループ、またはユーザー、プロファイル、または現在のセッションの変換グループ設定を見つけることができます。
マクロ | 説明 |
---|---|
SYSUDTLIB.HelpCurrentUserTransforms | 現在のログオン ユーザーの変換グループ設定をリストする。 |
SYSUDTLIB.HelpCurrentSessionTransforms | 現在のセッションの変換グループ設定をリストする。 |
SYSUDTLIB.HelpUserTransforms(User) | 特定のユーザーの変換グループ設定をリストする。 |
SYSUDTLIB.HelpCurrentUDTTransform(UDT) | 指定されたUDTに対する現在のセッションの変換グループ設定をリストする。 |
SYSUDTLIB.HelpUDTTransform(User,UDT) | ユーザーのUDTの変換グループをリストする。 |
SYSUDTLIB.HelpProfileTransforms(Profile) | 特定のプロファイルの変換グループ設定をリストする。 |
SYSUDTLIB.HelpProfileTransform(Profile,UDT) |
プロファイルのUDTの変換グループをリストする。 |
これらのマクロの詳細については、<Teradata Vantage™ SQLデータ定義言語の構文規則および例、B035-1144>を参照してください。