Asterテーブル タイプ | Teradata Studio - Asterテーブル タイプ - Teradata Studio

Teradata® Studio™ ユーザー ガイド

Product
Teradata Studio
Release Number
17.00
Published
2019年12月
Language
日本語
Last Update
2020-08-12
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B035-2041
Product Category
Teradata Tools and Utilities

Aster Databaseはスター スキーマと呼ばれるディメンション モデルを使用して、ラージ データ分析ワークロードに対して高いパフォーマンスを実現しています。スター スキーマはファクト テーブルおよびディメンション テーブルで構成されています。

Asterテーブルを定義する場合は、テーブルがファクト テーブルとディメンション テーブルのいずれであるかを指定する必要があります。この決定に基づいて、Aster Databaseによるテーブル データの格納方法が決まり、テーブル間の結合など、テーブルを使用する操作タイプに合わせてテーブル データが最適化されます。

ファクト テーブル
ファクト テーブルは、特定のイベントの測定または測定基準など、ビジネス プロセス データをファクトとして記録するラージ単一テーブルです。ファクト テーブルには通常、数値、および他のテーブルに格納されているディメンション データの外部キーが含まれています。
ファクト テーブルには、ファクト列と外部キー列の2種類の列があります。Aster Databaseでは、オブジェクト リスト ビューアテーブル オブジェクト フォームのストレージ タブで分散方法(DISTRIBUTED BY HASH)フィールドを使用して、ファクト テーブルごとに分散キー列を宣言する必要があります。選択内容に応じて、Aster Databaseが仮想ワーカー間でテーブル データを物理的に分散する方法が決まります。ファクト テーブルは常に分散テーブルです。
ディメンション テーブル
ディメンション テーブルは、ファクト テーブルに記録されたイベントおよび実際のデータの属性を記述する値のドメインが保持するテーブルのセットです。各ディメンション テーブルには、特定のディメンションの値セットが含まれています。例えば、顧客連絡先テーブルには、顧客のID、名前、電話番号、住所など、各顧客に関する詳細が含まれています。ディメンション テーブルには、分散テーブルまたは複製されたテーブルを使用できます。

ほとんどのディメンション テーブルはAster Database内に複製され、コピーがクラスタ内の各ノード上に配置されます。必要に応じて、オブジェクト リスト ビューアテーブル オブジェクト フォームのストレージ タブ内の分散方法フィールドで分散キー列を宣言して、ディメンション テーブルを分散方法 (DISTRIBUTE BY HASH)として指定することができます。このオプションを指定すると、各ノード上のテーブルを複製しないで、指定された分散キーを使用して、ノード間でテーブルが分散されます。Aster Databaseでは、複製されたテーブルはディメンション テーブルであると定義されます。