Producerオペレータ - Parallel Transporter

Teradata® Parallel Transporter ユーザー ガイド

Product
Parallel Transporter
Release Number
16.20
Published
2019年9月
Language
日本語
Last Update
2020-01-29
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B035-2445
Product Category
Teradata Tools and Utilities

このセクションで説明するTeradata PT Producerオペレータは、Teradata Databaseからデータを読み取り、データ ストリームに書き込みます。

Teradata PTジョブ スクリプトは、Producerオペレータを呼び出し、そこからユーザー指定のSQL SELECT文を使用してTeradata Databaseテーブルにアクセスします。 APPLY/SELECT文を使用してProducerオペレータを指定する方法の詳細については、APPLY文のコーディングおよび<Teradata Parallel Transporterリファレンス、B035-2436>のAPPLY文に関するセクションを参照してください。

次のテーブルで、Teradata Databaseからデータを抽出する際にプロデューサとして使用できるTeradata PTの各オペレータの機能について簡単な説明および比較を行ないます。

オペレータ 説明
Exportオペレータ 大量のデータをTeradata Databaseから高速で抽出します。 機能は、スタンドアロンのTeradata FastExportユーティリティと同様です。

機能:

  • 複数の並列インスタンスを使用できます。
  • 整列された応答セットの場合、行の再分散はBYNETを介して実行されます。 これにより、行およびデータ ブロックを整列された順序でクライアントに送信する際、それらの再構成が容易になります。

制約:

  • このオペレータを使用して、データをTEXTモードで取得し、TEXTまたはVARTEXT (区切り)形式でターゲット ファイルに書き込むことはできません。 このような処理を行なうためには、可能であればSQL Selectorを使用します。
  • 整列された応答セットの要件は、使用できるExportオペレータ インスタンスが1つだけであることです。 SELECT文でORDER BYを指定し、複数のExportオペレータ インスタンスを指定すると、エラーになります。

詳細は、<Teradata Parallel Transporterリファレンス、B035-2436>を参照してください。

SQL Selectorオペレータ 1つのSQL SELECT文をTeradata Databaseに対して実行し、テーブルからデータを取得します。

機能:

  • このオペレータを使用して、データをTEXTモードで取得し、TEXTまたはVARTEXT (区切り)形式でターゲット ファイルに書き込みます。
  • LOB、JSONおよびXMLデータをTeradata Databaseから取得できます。

制約:

  • Exportオペレータよりもはるかに低速です。

クライアントUTF-16文字セットの使用時にバイト オーダー マーク(BOM)をXMLエンコーディングに合わせるため、Teradataでは、選択したXML列にXMLSERIALIZEを指定することを推奨します。

詳細は、<Teradata Parallel Transporterリファレンス、B035-2436>を参照してください。