Teradata PT Easy Loaderでのセッションとインスタンスの自動選択 - Parallel Transporter

Teradata® Parallel Transporter ユーザー ガイド

Product
Parallel Transporter
Release Number
16.20
Published
2019年9月
Language
日本語
Last Update
2020-01-29
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B035-2445
Product Category
Teradata Tools and Utilities

Teradata PT Easy Loaderでは、(エクスポートまたはロード オペレータのMaxSessions属性で)使用するセッション数の値がユーザーによって指定されないと、値はデフォルトの32に設定されます。インスタンス数については、デフォルト値は1です。

ソース セッション、ターゲット セッション、および/またはデータ ストリームが1つのTPTジョブでは、大きいテーブルの移動に時間がかかる可能性があるため、これはパフォーマンスに影響します。

製品の利便性を向上させるために、ソース セッション、ターゲット セッション、およびオペレータ インスタンスの数を、ソース システムやターゲット システムのAMP数や移動するデータのサイズなどのさまざまな要因に基づいて動的に判断し、オブジェクトの移動において最良のパフォーマンスを実現できるよう努めています。Easy Loaderがソース セッション、ターゲット セッション、およびオペレータ インスタンスの数を動的に判断できるようにするには、<source_sessions>、<target_sessions>および/または<instances>の値を指定しないでください。

ユーザーが<source_sessions>、<target_sessions>または<instances>の値を指定すると、ユーザーによって指定された値がジョブに使用されます。

TPTは次の式を使用してセッションを決定します。
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              Data Size Small    Data Size Medium (Base)     Data Size Large  Data Size VLarge
                             
TPT LOAD/    Base * 0.5        If NumAmps <=20             Base             MIN(Base * 1.5,
    UPDATE/  (where Base is      then NumAmps                                    NumAmps)
    STREAM    calculation for    else MIN((20+NumAmps/20),
              MEDIUM)                 100)
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ユーザーによってセッション数が指定されない場合、TPTは次の式を使用してインスタンス数を決定します。
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     Data Size Small   Data Size Medium   Data Size Large   Data Size VLarge

TPT         1                 2                 4                  8
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TPTジョブでは、移動するオブジェクトごとにセッションとインスタンスの数が計算されます。したがって、オブジェクトのコピーにおいて最適なパフォーマンスを提供するために、移動するオブジェクトごとにソース セッション、ターゲット セッション、およびオペレータ インスタンスの異なる組み合わせが使用される場合があります。

TPTでは、計算されるセッション数は特定のオブジェクトを移動するために使用されるすべてのセッション数です。例えば、ラージ オブジェクトをTPT_LOADで移動する場合、LOADセッションが12、オペレータ インスタンスが2と計算されると、各インスタンスは12÷2 = 6セッションを使用してこのラージ オブジェクトを移動します。

ステータス出力には、各オブジェクトの移動に使用されるセッションとインスタンスの数が表示されます。ジョブのパフォーマンスに影響する要因としては、ネットワーク容量や利用可能なCPUなどがあります。ユーザーが指定する値の方が要件に適している場合は、ソース セッション、ターゲット セッション、およびデータ ストリームの値を指定することを選択できます。

特定のソースまたはターゲット システムでTASM Utilityセッション ルールが有効になっている場合は、TASMがTPTオペレータ セッションを上書きすることがあります。