16.20 - テセレーションの概要 - Teradata Vantage NewSQL Engine

Teradata Vantage™ 地理空間データ型

prodname
Teradata Database
Teradata Vantage NewSQL Engine
vrm_release
16.20
category
プログラミング リファレンス
featnum
B035-1181-162K-JPN

テセレーションおよびテセレーション関数を使用すると、地理空間インデックスが利用できないときに、地理空間データを含むデータベースのパフォーマンスを向上できます。Teradata Databaseに地理空間インデックスが導入されたことにより、通常、テセレーションは必要ありません。Teradata地理空間インデックスは、地理空間の入れ子になった結合機能を実装していますが、地理空間オブジェクトの特定のクラスのインデックス作成には、他の種類の地理空間結合が適している可能性もあります。(地理空間で入れ子になった結合の詳細については、地理空間述部および最適化ルーチンを参照)。このため、地理空間インデックスによる入れ子になった結合を使用するよりも、テセレーションを使用した方が、地理空間データを含むクエリーのパフォーマンスが向上する場合があります。テセレーションは、地理空間インデックスが利用できない場合にも使用できます。

地理空間インデックスを使用するよりもテセレーションの方がより良い選択の場合、テセレーションはインスタンスに対し引き続き使用可能です。このセクションでは、Teradata Databaseで現在も利用可能なテセレーション関数およびメソッドについて説明します。

ST_Geometryタイプで表わされるサブタイプ専用のメソッドにあるSELECTリクエストでは、streetShape.ST_Within(cityShape) = 1の結合条件を指定して、都市のテーブルに含まれるすべての道路を検索しています。地理空間インデックスの助けを借りずにこの結合を分析するには、Teradata Databaseでは各道路を各都市に対してチェックする必要があり、クロス積を求めることになります。これは、特に複雑で不規則な形状になることがある地理空間タイプには、コスト高になる場合があります。地理空間オブジェクト同士が近接していない場合でさえも、多くの比較が実行されることになります。

テセレーションは、オブジェクトの母領域を指定したグリッド サイズのグリッドで表現する技法です。グリッド内のタイルを、セルと呼びます。グリッドをマルチレベルにして、レベルごとに粒度を細かくすることができます。

次に、16個のセルを含む単一レベル グリッド(サイズは未指定)の例を示します。



テセレーションを使用するには、結合対象の地理空間オブジェクト(例えば、道路や都市)を最小外接矩形(MBR)に変換し、このグリッド内に配置します(必要に応じて、マルチレベルにします)。結合操作の間、各道路を各都市と比較するのではなく、同じグリッドのセル内にある道路と都市のみが比較されます。問合わせでは、地理空間オブジェクトのテセレーション メソッドを使用して、地理空間オブジェクトの存在するセルのIDとグリッド レベルを返すことができます。

以下のセクションでは、Teradata Databaseで利用可能なテセレーション関数およびメソッドについて説明します。