レコード モードまたは標識モードの指定 - Basic Teradata Query

Basic Teradata Query リファレンス

Product
Basic Teradata Query
Release Number
16.20
Published
2018年4月
Language
日本語
Last Update
2019-07-11
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ja-JP/kil1527114222313.ditamap
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ja-JP/kil1527114222313.ditaval
dita:id
B035-2414
Product Category
Teradata Tools and Utilities

特に指定しなければ、BTEQは、対話形式の操作をサポートするフィールド モードに初期設定されています。 フィールド モードは、RECORDMODEコマンドとINDICATORMODEコマンドが共にOFFのときに設定されるモードと定義されます。 フィールド モードを指定するための、例えば"FIELD"のようなコマンドはありません。

ただし、エクスポート ファイルに応答データを送るスクリプトまたはマクロを作成し、それをテストする場合などには、対話形式の操作でレコード モードまたは標識モードを使用できます。 この場合、データはエクスポート ファイルに送信されるのではなく、端末の画面に表示されます。 「16進ダンプ」形式の出力が生成されます。 結果に先頭アスタリスクを置いて、同一である後続の結果行の終わりを示す場合があります。 例えば、下の4行目の2710の後ろに付いているアスタリスクは、0010から2700までの行が同一であることを示しています。

*** Record#1. Dump of Data:
0000  0030 3510 2700 0000  0000 00AA BBCC 0000  *.05.'...........*
0010  0000 0000 0000 0000  0000 0000 0000 0000  *................*
2710 *0000 0000 0000 0000  DDEE FF              *...........*
通常、以下のタスクを実行する場合はバッチ操作でレコード モードまたは標識モードを指定します。
  • BTEQ EXPORTコマンドを使用して、Teradata Databaseからの出力データを、あとで再びインポートしたり別のシステムに転送したりするために、エクスポート ファイルに出力する場合。
  • BTEQ IMPORTコマンドを使用して、入力データをクライアント システムのファイルからTeradata Databaseに送る場合。

例 - レコードまたは標識モード

レコード モードまたは標識モードを指定するためには、BTEQ RECORDMODEコマンドまたはINDICATORMODEコマンドを次のように使用します。返されるデータにNULLの値が入っている場合にはINDICATORMODEコマンドを使用し、NULLの値が入っていない場合はRECORDMODEコマンドを使用します。
.SET RECORDMODE ON

または

.SET INDICATORMODE ON

すべてのフェッチされたデータが返されることに注意が必要です。必ずしもすべてのデータを表示させるわけではない場合には、BTEQ RETCANCELコマンドとRETLIMITコマンド(次の項で説明する)を使用して表示される量を制限することができます。

フィールド モードに戻って通常のバッチ操作を再開する場合には、対応するコマンドでレコード モードまたは標識モードをリセットします。

.SET RECORDMODE OFF

または

.SET INDICATORMODE OFF