DBCデータベースには、Teradata Databaseのユーザー データベースを定義する重要なシステム テーブルが格納されています。
次のテーブルに、データベースDBCのためにアーカイブされるテーブルを示します。
次にリストされていないDBCユーザー テーブルは、データベースDBCとしてアーカイブされません。 その代わり、SQLを使用して別のデータベースのユーザー レベル テーブルにDBCユーザー テーブルをコピーしてTeradata ARCでバックアップします。 復元プロセス中に、情報をDBCユーザー テーブルに移動することはできません。
テーブル名 | 説明 |
---|---|
AccessRights | 与えられているすべての権利 |
AccLogRuleTbl | BEGIN/END LOGGING文で生成されたアクセス ロギング規則の定義 |
Accounts | 許可されているすべてのアカウント番号のリスト |
AsgdSecConstraints | ユーザーまたはプロファイルに割り当てられたセキュリティ制約の名前と値のペアに関する情報 |
BusinessCalendarException | アクティブなビジネス カレンダ パターンの例外となる日に関する情報 |
BusinessCalendarPattern | 特定のカレンダでの営業日と休業日のさまざまなパターンに関する情報 |
CollationTbl | MULTINATIONAL照合の定義 |
ConnectRulesTbl | CONNECT THROUGH権限に関する情報を格納 |
ConstraintFunctions | セキュリティ制約オブジェクトのUDFに関する情報 |
ConstraintValues | セキュリティ制約オブジェクトの名前と値のペアに関する情報 |
DBase | 各データベースおよびユーザーの定義 |
DBQLRuleCountTb1 | 内部使用専用として予約 |
DBQLRuleTb1 | DBQLの規則テーブルの指定 |
Hosts | クライアント システムでデフォルトとして使用されるユーザー定義の文字セットについての情報の定義 |
LogonRuleTbl | GRANT LOGON文で生成されたログオン規則についての情報の定義 |
Maps | すべてのハッシュマップの定義 |
MapGrants | ユーザーとロールに対するハッシュ マップの権限に関する情報 |
NetSecPolicyLogRuleTbl | ネットワーク セキュリティ ポリシー構成要素が記録されるときのルールの定義 |
Next | テーブル、ストアド プロシージャおよびデータベース識別子(内部のテーブル)の生成 |
OldPasswords | パスワードが割り当てられていたユーザー、パスワードが変更された日付、暗号化されたパスワード文字列など、使用されなくなったパスワードのリスト |
Owners | すべてのデータベースの所有者の定義 |
Parents | データベース間のすべての親/子関係の定義 |
PasswordRestrictions | テーブルにリストされた語を含むパスワードの作成の禁止 |
Profiles | Teradataマシンで使用できるロールとプロファイルの定義 |
RCConfiguration | RCEvent行のための構成の記録 |
RCEvent | すべてのアーカイブおよび回復の記録 |
RCMedia | アーカイブで使用される取り外し可能なデバイスの記録 |
ReconfigDeleteOrderTbl | Reconfigユーティリティを使用して実行される再構成のDeletion(削除)フェーズ中にテーブルが処理される順序に関する情報 |
ReconfigInfoTbl | Reconfigユーティリティを使用して実行される再構成に関するサマリーおよび状況情報 |
ReconfigRedistOrderTbl | Reconfigユーティリティを使用して実行される再構成のRedistribution(再配置)フェーズ中にテーブルが処理される順序に関する情報 |
ReconfigTableStatsTbl | 再構成の再配置フェーズ中と削除フェーズ中に処理される各テーブルに関する再構成の統計 |
RoleGrants | Teradataマシンで使用できるロールとプロファイルの定義 |
Roles | Teradataマシンで使用できるロールとプロファイルの定義 |
SecConstraints | セキュリティ制約オブジェクトに関する情報 |
SysSecDefaults | パスワードで使用できる最小文字数と最大文字数など、Teradata Databaseのシステム セキュリティのデフォルトの定義 |
Translation | 英語以外の文字セット変換テーブルを形成する16進コードの定義 |
UDTCast | キャスティング操作に関連したソースおよびターゲットのデータ型に関する情報 |
UDTInfo | CREATE TYPE文の内部で使用される指定の獲得 |
UDTTransform | 変換グループ名とルーチン識別子 |
Zones | すべてのセキュア ゾーンの定義 |
ZoneGrants | ユーザーとロールに対するセキュリティで保護されたゾーン アクセス許可に関する情報 |
DBCのアーカイブまたは復元には、フル アクセス権限が必要です。 DBCにフル権限がない場合には、アーカイブの実行前に権限が付与されている必要があります。 テープから復元する場合などのように、ソース システムが使用可能でない場合には、DBCの復元後に、各DBCオブジェクト、ビュー、およびマクロに対するフル アクセス権限が明示的に付与されなければなりません。権限の付与は、post_dbc_restoreスクリプトおよびDIPの実行前に行なう必要があります。
アーカイブ操作で使用される場合、データベースDBCはアルファベット順とは関係なく常に最初にアーカイブされます。 復元操作またはコピー操作で使用される場合、データベースDBCは常に最初に復元またはコピーされます。 データベースDBCの復元手順については、データベースDBCの復元を参照してください。
個々のオブジェクト タイプの一覧と、さまざまな条件下でそれぞれが復元またはコピーできるかどうかの記述については、オブジェクトの復元およびコピーを参照してください。