オブジェクトをアーカイブする場合の文字セット クラスには、そのオブジェクトの元々の文字セット クラスを指定してください。 代替文字セットをサポートしていないデータベースへは、オブジェクトを復元できないことがあります。 新しいテーブルの名前と、代替文字セットを使用して作成されたアーカイブの一部として含まれているテーブルの名前が同じでないように見えるため、アーカイブの復元中にそのテーブルが削除されたとTeradata ARCは解釈します。
アーカイブされたテーブルやデータベースの復元またはコピーにTeradata Databaseが失敗する場合は、次のものを指定して、復元またはコピー操作を実行してください。
- そのオブジェクトのXN形式
- オブジェクトのアーカイブに用いたのと同じ文字セットのセッション文字セット
アーカイブ操作で使用したのと同じ文字セットを復元操作で使用できない場合には、その特定のテーブルにXN形式のオブジェクト名を指定してください。 XN形式は、ディクショナリに格納される通常の内部形式ではありません。 この形式は、アーカイブに格納されているオブジェクト名の16進形式です。 例えば、COPY/RESTOREコマンドでオブジェクトのXN名を指定する場合には、次のように実行します。
COPY DATA TABLES (mkw.'8ABF8E9A6575635F3235355F636F6C5F746162'xn) (from ('616263'xn.'8ABF8E9A6575635F3235355F636F6C5F746162'xn)), release lock, FILE = ARCHIV1;
ただし、文字セット間での照合の違いと、オブジェクトに1バイト文字の大文字化が適用されるために、Teradata ARCがアーカイブ時にオブジェクトを見つけられないことがあります。Teradata ARCは、テーブルをASCIIまたはEBCDIC文字セットを用いてコピーする場合に、アーカイブに含まれているオブジェクトを見つけられないことがあります。これは、1バイト文字の大文字化がオブジェクトに適用されるためです。
XN形式を用いてもTeradata ARCがアーカイブからオブジェクトを見つけられない場合には、アーカイブの文字セットが使用されているシステムにそのオブジェクトをコピーし、それを再度アーカイブしてください。 オブジェクト名にローマ字以外の文字が含まれている場合は、アーカイブする前にそのオブジェクトの名前を有効なローマ字の名前に変更してください。