PPIテーブルの選択パーティションをアーカイブする際は、次の点に注意してください。
- 復元操作では、ターゲット テーブルの選択パーティションが削除されてから、アーカイブに保存されている行が復元されます。
- 選択パーティションのアーカイブ処理は、テーブル内のパーティションが対象単位となります。つまり、1つのパーティションを部分的に選択した場合でも、そのパーティション全体を選択したことになります。
- 1つのコマンドに、PPIテーブルと非PPIテーブルを記述できます。 1つのデータベース内の両方のテーブルをEXCLUDE TABLESオプションで管理できます。
- パーティション処理は、テーブル定義で指定された1つ以上の列に基づいて行なわれます。
- パーティションの除外は、その問合わせで要求されるパーティション セット範囲内に対して有効に動作し、問合わせが制限されます。
- インクリメンタル アーカイブ(差分アーカイブ)は、パーティション式に、行の挿入または更新の時期を特定する日付フィールドを指定することによって可能になります。
- 選択パーティションのアーカイブまたは復元では、テーブル全体にHUTロックがかけられます。個々のパーティションに対するHUTロックはサポートされていません。
- 選択パーティションの復元が終了したら、テーブルの統計情報を再度収集してください。 統計情報は、テーブルのディクショナリ行の一部であり、パーティション レベルの復元処理では、復元されません。
- テーブルのパーティション式が、PPIアーカイブで使用されているパーティション式と異なる場合は、テーブルに対して他の重大な変更が加えられていなければ、PPI復元が可能です。
選択パーティションのアーカイブ処理にはさまざまな制約があります。 詳細については、選択パーティションのアーカイブ/復元に伴なう潜在的なデータ リスクおよびデータ復元を実行する前の考慮事項を参照してください。
次の例は、PARTITION BYキーワードに続くパーティション式を示したものです。 データは、TransactionHistoryテーブルのデータがトランザクションの発生月に基づいてパーティション化されます。
CREATE TABLE TransactionHistory (TransactionID INTEGER, TransactionDate DATE FORMAT ‘yyyy-mm’dd’, TransactionParam1 INTEGER, … ) PRIMARY INDEX (TransactionID) PARTITION BY RANGE_N (TransactionDate BETWEEN DATE ‘2000-01-01’ AND DATE ‘2004-12-31’ EACH INTERVAL ‘1’ MONTH );