代替文字セットのサポート - Teradata Tools and Utilities

Teradata Archive/Recovery Utilityリファレンス

Product
Teradata Tools and Utilities
Release Number
16.20
Published
2018年4月
Language
日本語
Last Update
2018-09-07
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B035-2412
Product Category
Teradata Tools and Utilities

ANALYZE文では、入力文のオブジェクト名が内部RDBMS 16進数の形式(’<...>’XN)で指定された場合は、Teradata Databaseへの接続が必要になります。これは、通常、Teradata ARCで内部RDBMS形式のオブジェクト名を許可できないためです。 通常、ANALYZE文でTeradata Databaseとの接続は必要ではありませんが、この場合、ARCMAINプログラムで使用するために、内部16進数のオブジェクト名をTeradata Databaseによって外部クライアント形式(X'...')に変換する必要があります。 この接続は、LOGON文によって行なわれます。

Teradata Databaseへの接続に失敗した場合には、オブジェクト名はANALYZE操作で省略され、次のような警告メッセージが表示されます。

ARC0711 DBS connection required to interpret object name. %s skipped.

また、HEX実行時パラメータが実行された場合には、ANALYZE文からのオブジェクト名のHEX表示は、外部クライアント形式(X'...')になります。これは、ANALYZE文のオブジェクト名には、「複数拡張コード混在」のEBCDICとKanji EUC、またはEBCDICとKanjiShiftJISのシングルバイトおよびマルチバイト文字が含まれている場合があり、これらの文字列は、内部RDBMS形式に変換できませんが、外部クライアント形式には変換が可能なためです。

混成(hybrid)のオブジェクト名は、以下のような場合に生成されます。

  • KANJIEUCまたはKANJISJIS文字セットで作成されたオブジェクトをKANJIEBCDICメインフレームのクライアントからアーカイブする場合
  • アーカイブしようとするオブジェクトについて16進数表記を使用しなかった場合

この状況では、Teradata Databaseにより文字セットが正しく変換されず、EBCDIC文字セットからのシングルバイト文字と作成側の文字セット(UNIX OSまたはDOS/V)からのマルチバイト文字を組み合わせた混成のオブジェクト名が作成されます。混成のオブジェクト名は、Teradata Databaseで認識できません。