Teradata ARCは、HUTロックを設定して、テーブルまたはデータベースがジョブ再起動の前に変更されるのを防止しています。 このため、Teradata ARC操作が完全に終了していない場合には、HUTロックがテーブルまたはデータベースに対して設定されたままになっている可能性があります。
何らかの理由でジョブの再起動が適切でないと判断した場合には、ARCロックを解除してデータベースまたはテーブルに再びアクセスできるようにすることができます。 この場合、データベースまたはテーブルに再度アクセスできるように、HUTロックを個別に解除できます。
HUTロックを解除する手順は、以下のとおりです。
- 現在ロックされているデータベースに対してRELEASE LOCK文を実行する。
- 新しい再起動ログを指定する。 障害の発生時に使用されていた再起動ログは、再起動を前提としており、HUTロックを解除することができません。
例
次の例は、データベースDatabase_Nameへのロックを解除する文を示したものです。
LOGON TDPI/DBC,DBC; RELEASE LOCK ( Database_Name ), OVERRIDE; LOGOFF;
RELEASE LOCK文とこの文で利用可能なオプションの詳細については、RELEASE LOCKを参照してください。