データ ディクショナリ テーブルにアクセスできるのは、テーブルに対し必要な権限を持つユーザーのみです。 ユーザー(システム管理者も含む)がテーブルを変更できないようにするために、テーブルへのアクセスは厳密に制御されています。
システムが適切に機能するために、データ ディクショナリ テーブルを変更したり削除したりしないでください。 間違ってテーブルが変更されたり削除されたりしないようにするために、テーブル内のデータへのアクセスにはデータ ディクショナリ ビューを使用します。
Teradataセキュア ゾーンを使用するサイトの場合、DBQLテーブルに対するSELECT権限はPUBLICから取り消されます。ユーザーは、DBC.QryLog*ビューを介してのみ、DBQLテーブルにアクセスできます。これは、ゾーンに関係のない情報にユーザーがアクセスするのを防ぐためです。詳細については、Teradataセキュア ゾーン ビューを参照してください。
ゾーンのユーザーは、DBCのビューで自分のゾーン内のオブジェクトの情報を参照できますが、自分のゾーンの外部のオブジェクトについては情報を参照できません。非ゾーン ユーザーがすべてのゾーンの情報を参照する必要がある場合、ZONE OVERRIDE権限を付与できます。ZONE OVERRIDE権限を持つユーザーはすべてのゾーンの情報を参照できます。特定のビューに対してSELECT権限を付与することもできますが、ビューに対するSELECT権限を持つユーザーには、ゾーン メンバーシップまたは非ゾーン ステータスに応じて、異なる結果セットが抽出されます。<Teradata Vantage™ SQLデータ制御言語、B035-1149>のGRANT ZONE OVERRIDEとREVOKE ZONE OVERRIDEを参照してください。
Teradataは、次のテーブルにはSELECT権限を付与しないことを推奨します。
- DBC.DBQLExplainTbl
- DBC.DBQLObjTbl
- DBC.DBQLogTbl
- DBC.DBQLSqlTbl
- DBC.DBQLStepTbl
- DBC.DBQLSummaryTbl
- DBC.DBQLXMLTbl
- DBC.DBQLUtilityTbl
- DBC.DBQLXMLLockTbl
- DBC.TDWMExceptionLog