メタデータの調査 - Parallel Transporter

Teradata Parallel Transporter ユーザー ガイド

Product
Parallel Transporter
Release Number
16.20
Published
2018年4月
Language
日本語
Last Update
2018-09-07
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B035-2445
Product Category
Teradata Tools and Utilities

Teradata PTでは、2種類のメタデータが提供されます。

  • TWB_STATUSプライベート ログは、ジョブ パフォーマンス メタデータを収集します。
  • TWB_SRCTGTプライベート ログは、ソースとターゲットのメタデータを収集します。

TWB_STATUS

TWB_STATUSプライベート ログには、ジョブの様々な段階のジョブ パフォーマンス データが記録されます。またTeradata PTには、パフォーマンス データの収集間隔(秒単位)を指定するためのtbuildコマンド オプションが用意されています。すべてのtbuildオプションの詳細については、<Teradata Parallel Transporterリファレンス、B035-2436>を参照してください。

この情報は、ジョブのパフォーマンスをスループットで評価したり、各オペレータによるデータのエクスポートおよびロードのコストを評価する場合に役立ちます。 さらに、ある期間のパフォーマンス データを収集し、各ジョブのCPU使用時間と経過時間を集計して、特定のシステム構成におけるロード処理およびエクスポート処理の全体的なパフォーマンス トレンドを判断することで、容量に関する計画の策定に役立たせることもできます。

処理

パフォーマンスの評価とチューニングに関するヒントを以下に示します。

  • ProducerオペレータとConsumerオペレータのCPU使用率の違いを確認します。 例えば、ProducerオペレータのCPU使用率がConsumerオペレータのCPU使用率の2倍のとき、プロデューサ インスタンスの数を2倍にすれば、ジョブのスループットが向上することがあります。
  • データのエクスポートおよびロード(EXECUTEメソッド)の実行に要したCPU使用時間と経過時間の違いを確認します。 経過時間がCPU時間よりはるかに長い場合は、ネットワーク、I/Oシステム、またはTeradata Databaseサーバーのいずれかでボトルネックが発生している可能性があります。
  • Producerオペレータによって送信された(またはConsumerオペレータによって受信された)行の数と上記のCPU使用時間を調べます。 行の数をこれらの行の処理に要したCPU時間(秒)で割ると、CPU時間1秒あたりの行数が得られます。
  • 2つの連続するメソッドの"開始時間"の差は、ジョブがメソッドの実行に要した時間を示します。
  • 各チェックポイントでの所要時間を調べます。 チェックポイントの処理には時間とリソースがかかることに注意してください。 チェックポイント間隔を変更することで、記録するチェックポイントの数を調整する必要があります。

TWB_SRCTGT

このログに示されるソース データとターゲット データは参照専用であり、使用上の方策は特に必要ありません。