目的
PARTITIONコマンドは、付与およびブロックされたパーティションを認識したロックを表示します。これらの型のロックは、行パーティションの範囲をロックします。
現在、パーティション範囲はデフォルトで単一の行パーティションに制限されます。ロックが行パーティションの範囲にわたって単一の行ハッシュまたはすべての行ハッシュに適用可能なDBC.AccessRightsテーブルは除きます。
構文
- DBname.Tablename
- データベースの名前とテーブルの名前を必須のピリオド(.)で区切って指定します。
- TypeAndIndex
- サブテーブルの識別子。
- ALL
- ロックがパーティションの範囲に適用されるすべての行パーティション テーブルが対象となります。
使用上の注意
次のテーブルは、partitionコマンド出力の構成要素を示したものです。
| 構成要素 | 指定内容 |
|---|---|
| Tran | ロックが適用されている現在実行中のトランザクション。 |
| Hash Locks | ハッシュ ロックはPARTITIONコマンドと関係ありません。 |
| Range Locks | トランザクションによって適用される範囲ロックの合計数。 |
| Partition Locks | トランザクションによって適用されるパーティション範囲ロックの数。 |
| Host | 論理ホストID (トランザクションの起点)。 |
| Session | トランザクションのセッション番号。 |
| Mode | ロック モードのタイプ:
|
| User | ロック リクエストの対象であるログオンID。 |
| Database | 付与またはブロックされたロックを持つデータベースの名前。 |
| Table | 付与またはブロックされたロックを持つテーブルの名前。 |
| PLLKind | 適用されるパーティション レベルのロックの種類。これは行パーティション テーブルのロックに対してのみ表示されます。 |
| Subtable ID | パーティション範囲ロックが適用されるサブテーブルのID。 |
| Partition1とPartition2 | ロックされたパーティション範囲のパーティションの開始と終了を定義する内部パーティション番号。 パーティション範囲は現在、単一のパーティションに制限されています。
内部パーティション番号は、物理行のrowidの部分です。16進で[[[hhhh.] hhhh.] [hhhh.hhhh]]、またはゼロと表示されます。 |
| RowHash1とRowHash2 | パーティションの範囲のロックされた行ハッシュを表わす、行ハッシュの1番目と2番目の部分。 10進数および16進数の数値が可能です。10進数の後にはピリオドが続く必要があります。 |
以下の例では、RPT1とRPT2は行パーティション テーブルです。
例: PARTITIONコマンドの例
この例は次のものを示します｡
- 行パーティション テーブルのパーティション0004のすべての行上の書き込みロック。
- 非パーティション テーブルのパーティション0007に行ハッシュ1,17を持つ行上のWRITEロック。
-> Please enter your selection from the list: partition - The following amps are available: 0 1 2 3 -> Which amp(s) do you want to request on (S=Sampling/A=all/C=cancel/Q=quit): 1 ---------------- AMP 1 REPORTS 2 LOCK ENTRIES ------------- GRANTED LOCK REQUEST(S): Tran: 30719 00015DCA Hash Locks : 1 Range Locks : 6 Partition Locks: 2 Host: 1025 Session: 0, 1003 Mode: WR User: EXAMPLE Database: EXAMPLE Table: RPT1 PLLKind: IPN Partition Range Subtable ID: 1024 : Partition1 : 0004 Row Hash1: 0, 0 : Partition2 : 0004 Row Hash2: 0, 0 Host: 1025 Session: 0, 1003 Mode: WR User: EXAMPLE Database: EXAMPLE Table: RPT2 PLLKind: RowHash + IPN Part'n Range Subtable ID: 1024 : Partition1 : 0007 Row Hash1: 1, 17 : Partition2 : 0007 Row Hash2: 1, 17 -> Please enter your selection from the list: partition example.rpt1 400 - The following amps are available: 0 1 2 3 -> Which amp(s) do you want to request on (S=Sampling/A=all/C=cancel/Q=quit): 1 ---------------- AMP 1 REPORTS 1 LOCK ENTRIES ------------- GRANTED LOCK REQUEST(S): Tran: 30719 00015DCA Hash Locks : 1 Range Locks : 6 Partition Locks: 1 Host: 1025 Session: 0, 1003 Mode: WR User: EXAMPLE Database: EXAMPLE Table: RPT1 PLLKind: IPN Partition Range Subtable ID: 1024 : Partition1 : 0004 Row Hash1: 0, 0 : Partition2 : 0004 Row Hash2: 0, 0 -> Please enter your selection from the list: partition example.rpt2 400 - The following amps are available: 0 1 2 3 -> Which amp(s) do you want to request on (S=Sampling/A=all/C=cancel/Q=quit): 1 ---------------- AMP 1 REPORTS 1 LOCK ENTRIES ------------- GRANTED LOCK REQUEST(S): Tran: 30719 00015DCA Hash Locks : 1 Range Locks : 6 Partition Locks: 1 Host: 1025 Session: 0, 1003 Mode: WR User: EXAMPLE Database: EXAMPLE Table: RPT2 PLLKind: RowHash + IPN Part'n Range Subtable ID: 1024 : Partition1 : 0007 Row Hash1: 1, 17 : Partition2 : 0007 Row Hash2: 1, 17