構文 - Access Module

Teradata® Tools and Utilities Access Moduleリファレンス

Product
Access Module
Release Number
16.20
Published
2019年9月
Language
日本語
Last Update
2020-01-29
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B035-2425
Product Category
Teradata Tools and Utilities


Teradata Access Module for Named Pipesは、各パラメータを初期化文字列の解析に適用することから、最初に取得した可能性のあるログ情報について、以下のいずれかによって確認できます。
  • log_directoryパラメータを先に指定
  • NPLOGDIR環境変数を使用してログ ディレクトリを指定

次のような場合に当てはまります。

初期化構文
構文要素 説明
block_size=n データ転送操作のバイト数で示したブロック サイズ。nの許容範囲は、1バイトから16 MBです。

block_sizeパラメータを指定しない場合、デフォルトでは1,048,576バイトです。

データ コネクタの制約上、ブロック サイズは、パイプを通じて渡される最大のレコードのサイズより大きいか同等でなければなりません。 TPumpのように「途切れ途切れに流れる」環境でモジュールを使用すると、ブロック サイズが最大のレコード サイズに設定された場合に遅延が最短になります。

confirm_fallback_deletion=y フォールバック データ ファイルの削除前に、Teradata Access Module for Named Pipesが削除の確認プロンプト表示を行なう指定。
fallback_directory=directorypath フォールバック データ ファイル ディレクトリのパス。 fallback_directoryパラメータを指定しない場合、デフォルトのディレクトリは以下のようになります。
  • UNIXシステムでは、/opt/np_axsmodです。
  • Windowsシステムでは%TEMP%または%WINDIR%\temp
fallback_file=filename フォールバック データ ファイルの名前。
log_directory=directorypath ログ ファイル ディレクトリのパス。 log_directoryパラメータを指定しない場合、デフォルトのパスは以下のようになります。
  • UNIXシステムでは、/tmpです。
  • Windowsシステムでは%TEMP%またはC:\
log_level=n ログ ファイルにポストされる詳細レベルを設定する仕様であり、次の条件に該当します。
  • 0 = Disabled - ロギングを実行しない。 log_directoryパスを指定しない場合のデフォルトのlog_level値。
  • 1 = Critical - メモリやメッセージ文字列などの重要なリソースが取得できない場合にログを記録。
  • 2 = Error - エラー条件をログに記録。 log_directoryパスは指定したがlog_level値を指定しない場合のデフォルト。
  • 3 = Warning - プロセスを停止しない異常なイベントをログに記録。
  • 4 = Information - 操作イベントまたは統計をログに記録。
  • 5 = Debug - デバッグで一般に必要とされる詳細をログに記録。
  • 6 = Trace - 各I/O操作に関する入手可能な全情報をログに記録。
need_full_block=no このパラメータを"no"に設定した場合、クライアント スクリプト内のバッファ フラッシュが有効になります。

TPumpがIMPORTとともにLATENCYオプションを使用している場合、このパラメータは"no"に設定する必要があります。

バッファ フラッシュが有効でしません場合(デフォルト)、バッファ フラッシュが実行するチェックポイントの再起動処理は、バッファ フラッシュが有効な場合とは動作が異なります。このため生成されるフォールバック回復データが異なり、フラッシュ モードと非フラッシュ モード間では相互に交換可能でしません形式です。

pipe_wait=n need_full_block=noである場合にパイプをポーリングするためのスリープ間隔(ミリ秒単位)を保持します。デフォルトでは、pipe_waitが10ミリ秒に設定されます。
signature_check=checklevel ログ ファイルにポストされる詳細レベルを設定する仕様であり、次の条件に該当します。
  • 0 = Disabled - 署名の計算とチェックがいずれも実行されていない
  • 1 = Enabled/No Return - 署名の計算とチェックを行ない、チェック失敗時にエラーをログに記録するが、エラー条件は返さない
  • 2 = Enabled/Return - 署名の計算とチェックを行ない、チェック失敗時にログに記録し、エラー条件を返す
[no_fallback このパラメータが初期化文字列にある場合、Teradata Access Module for Named Pipesはフォールバック ファイルを作成しません。また、Teradata Access Module for Named Pipesに対してチェックポイントが実行されず、ユーティリティ ジョブを再起動できない可能性があります。また、このパラメータがある場合、fallback_fileおよびfallback_directoryの設定は無視されます。