チェックポイントが有効な場合、アクセス モジュールは待ち行列からメッセージを読み取り、データをフォールバック ファイルにコピーしてからデータ コネクタに配信します。 ロード ユーティリティがデータ ストリームの以前のポイントで再始動することを決定した場合、File Set Positionコマンドをアクセス モジュールに発行するようデータ コネクタに指示します。 これにより、アクセス モジュールは、再始動が完了するまでフォールバック データ ファイルからデータを供給します。
アクセス モジュールに対して位置付けリクエストが行なわれた後、クライアント(およびデータベースの場合もあり得る)による追加処理が行なわれます。 チェックポイント リクエストは、クライアントからの後続のリクエストをアクセス モジュールが受け取った後で初めて、成功と見なされます。 再位置付けのための処理リクエストが後に続くチェックポイントは、再位置付けにおいて提供される位置情報の内容により、成功かどうかを判断します。 前回のチェックポイントに対するサポートは、最新のチェックポイントが成功するまで削除されません。 これにより、チェックポイントの失敗からの回復が可能になります。 ワークステーション プラットフォームでは、MQAMtmp.pidという一時ファイルが作成され、チェックポイント ファイル(CKFILEキーワードによって指定)と同一のディレクトリ内に格納されます。
オープン リクエストの直後に再位置付けリクエストが続く場合は、再始動が指示されます。 この場合、メッセージがWebSphere MQに送り返される前に、チェックポイント ファイルから1つ以上のメッセージが取得されます。
マルチボリューム チェックポイント ファイル(複数のディスク ボリュームに割り当てられたチェックポイント ファイル)による再始動は、データの損失や破壊につながる可能性があります。 再始動を適切に実行できるようにするためには、WebSphere MQジョブ ステップ内のDD文MQCHKPTのデータセットが単一のディスク ボリュームのみに常駐することを確認してください。