目的
2つの関連付けられた日付/時刻構成要素があるデータ型。
日付/時刻の構成要素 | 指定内容 |
---|---|
beginning | 期間の開始境界。 |
ending | 期間の終了境界。 |
開始境界は包括的で、終了境界は排他的です。つまり、日付/時刻の範囲は開始境界から始まりますが、終了境界は含みません。
PERIOD(TIME[(n)] WITH TIME ZONE)列は、現在、TIME WITH TIME ZONE列のためにある方法と同じ方法で、UTC形式で開始境界と終了境界を記録します。
構文
ANSI準拠
PERIODタイプは、ANSI SQL:2011規格に対するTeradataの拡張機能です。
ストレージ
PERIOD(TIME[(n)] WITH TIME ZONE)は固定長のデータ型であり、2つのTIME WITH TIME ZONE値として保存されます。
要素型 | フィールド サイズ(バイト) | 行の最大サイズ(バイト) |
---|---|---|
TIME(n) WITH TIME ZONE | 16 | 16 |
PERIOD(TIME WITH TIME ZONE)の外部表現
フィールド モードでは、Teradata DatabaseはPERIOD(TIME WITH TIME ZONE)データを文字データとして戻します。
LはこのPERIODデータ型と関連付けられたフォーマット用にフォーマットされた文字列の最大長と仮定します。 結果の文字列は、期間値の式の開始境界と終了境界を表わす2つの文字列を含みます。それぞれの最大長はLであり、それぞれが単一引用符(')で囲まれ、カンマとスペース(, )で区切られ、左右の括弧[( )]で囲まれます。 したがって、結果の文字列の最大長は2*L+8になります。
- 秒: 4バイトの、クライアント形式に変換された符号付き整数。この整数は、位取りされた10進数で秒数を表わします(例えば、12.56秒は12560000として返されます)。
- 時:1バイトの符号なし整数。このバイトは時間数を表わします。
- 分:1バイトの符号なし整数。このバイトは分の数を表わします。
- タイムゾーン時:1バイトの符号なし整数。このバイトはタイムゾーン変位の時間部分と、変位の正負を表わします。値16は0時を表わします。16未満の値は、指定された時間のタイムゾーン変位が負であることを表わします。つまり、この値が10の場合、タイムゾーンは-10時間で変位します。16より大きい場合は、時間の正のタイムゾーン変位(タイムゾーン時 - 16)を指定します。つまり、値20は+4時間の変位を意味します。
- タイムゾーン分:1バイトの符号なし整数。このバイトは、タイムゾーン変位の分の部分を表わします。
制限
プライマリ インデックス列またはパーティション列を、PERIODデータ型を含む列にすることはできません。
例: PERIOD(TIME WITH TIME ZONE)データ型
次のCREATE TABLE文では、精度6をデフォルトにしているので、PERIOD(TIME(6) WITH TIME ZONE)列を定義します。
CREATE TABLE t8 ( job_id INTEGER, job_desc CHARACTER(15), job_status CHARACTER(1), job_hours PERIOD(TIME WITH TIME ZONE));
関連トピック
PERIODタイプに適用できる関数と演算子の詳細について、<Teradata Vantage™ SQL関数、式、および述部、B035-1145>を参照してください。