ARRAYデータ型を使用するには、CREATE TYPE文を使用して、このデータ型を最初に作成しておく必要があります。新しくARRAYタイプを作成するときには、次の項目を指定する必要があります。
- ARRAYタイプの名前。
- ARRAY構成要素のデータ型。
1-D ARRAYタイプの場合は、ARRAYに含まれる構成要素の最大数も指定する必要があります。
n-D ARRAYタイプの場合は、2から5までの次元数と、それぞれの次元の下限境界値および上限境界値のペアを指定する必要があります。配列の次元境界を指定する際には、次の2つの方法を組み合わせて使用できます。
- 各次元の下限境界と上限境界をコロンで区切って明示的に指定します。例えば、[n:m]とします。このnとmは符号付き整数なので、負の数値を使用できます。
- 次元の最大サイズを表わすために、ANSI形式の構文を使用して、単一の値を指定します。これは、その配列の下限境界が1になるように暗黙的に定義していることになります。例えば、[n]とします。このnは、符号なし(正の)整数値になります。
ARRAYタイプの作成時にオプションのDEFAULT NULL句を指定すると、そのARRAYタイプのインスタンスを作成したときに、すべての構成要素がNULLに設定されます。これを指定しない場合、すべての構成要素は未初期化状態に設定されます。未初期化状態の構成要素にアクセスしようとすると、エラーが返されます。
詳細は、<Teradata Vantage™ SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144>の「CREATE TYPE (ARRAY形式)」を参照してください。