Teradataには、UDF開発で使用できる関数がいくつか用意されています。例えば、FNC_DbsInfo関数は、UDFの現在の実行に関連したセッション情報を戻します。
次のテーブルでは、Teradataが提供するライブラリ関数のカテゴリについて説明します。
カテゴリ | 用途 |
---|---|
中間集約記憶域 | 集約関数の中で集約情報を累積するために必要な中間記憶域を割り振る |
ARRAYデータ型インターフェース | UDFを使用して、ARRAYデータ型の構成要素の値にアクセスしたり、設定できるようにする |
グローバル情報 | UDFの現在の実行に関するセッション情報を戻す |
LOBアクセス | UDFで、ロケータを使用して、参照されているオブジェクトの内容にアクセスしたり、LOBオブジェクトにデータを追加できるようにする |
PERIODデータ型インターフェース | UDFを使用して、PERIODデータ型の値にアクセスしたり、設定できるようにする |
クエリー バンド アクセス | セッション、トランザクションまたはプロファイルで問合わせの元のソースを識別したり、タスクの優先順位の管理やシステム使用の追跡を行なうように設定された、クエリー バンド名の値の組み合わせを戻す |
文字列引数と結果の処理 | テーブル列に対するアルゴリズム圧縮および圧縮解除を使用するUDFに役立ちます |
テーブル関数処理 | テーブル関数の実装に必要 |
TD_ANYTYPEパラメータ アクセス | UDFを使用して、TD_ANYTYPEの入力パラメータおよび出力パラメータの情報を取得できるようにする |
トレース | UDFの開発中に、デバッグのためのトレース出力を取得できるようにする |
UDTインターフェース | UDFで、DISTINCT型UDTの値またはSTRUCTURED型UDTの属性値にアクセスしたり、それらを設定できるようにする |
使用可能なすべての関数のリストとその説明については、Cライブラリ関数を参照してください。