メモリ内最適化のテクニックは、以下の新機能のサポートによって強化されています。
- 2段階CP結合、外部ハッシュ結合およびPRPD結合に対するメモリ内ハッシュ結合
- メモリ内ハッシュ結合とDML文のバルク修飾
- 次のものに対するSingle Instruction Multiple Data (SIMD)データ レベルの並列処理
- 異なるデータ型(例えば、BYTEINTとINT)間の述部の比較
- DECIMALデータ型の比較
- 動的なハッシュ結合でのハッシュ計算
- 新しいAllRowsOneAMPメモリ内ハッシュ結合、この場合、メモリ内最適化スプールは1つのAMPに複製される
- より多くの比較演算子への強化されたMVC対応バルク修飾。ランレングス(RL)圧縮とRL対応のバルク修飾とともにMVCをサポート
利点
- メモリ内ハッシュ結合とより多くの領域でのバルク修飾をサポートすることにより、CPUのパフォーマンスが向上します。
- メモリ内最適化スプールを1つのAMPに複製することで、I/OとCPUのパフォーマンスが向上します。
- MVC圧縮およびRL圧縮されたデータを圧縮解除する必要なくバルク修飾を行なうことにより、CPUのパフォーマンスが向上します。
- 述部と10進数の比較、動的なハッシュ結合でのハッシュ計算のCPUパフォーマンスが向上します。
考慮事項
- 述部およびDECIMAL比較のパフォーマンス改善、および動的ハッシュ結合でのハッシュ計算には、Intel "Haswell"およびより新しいCPUアーキテクチャを使用する、より新しいTeradataシステム(Teradata 6800/2800/1800/680以降)が必要です。
- 圧縮対応のバルク修飾は、自動圧縮の列パーティション化されたデータにのみ適用されます。
- AllRowsOneAMPメモリ内ハッシュ結合最適化は、結合が動的行パーティション排除(DPE)メモリ内ハッシュ結合か、または部分再配置および部分重複(PRPD)最適化の一部となるメモリ内ハッシュ結合に対するものの場合、適用できません。
- AllRowsOneAMPメモリ内ハッシュ結合のリソース消費モードは、リソース消費(I/OおよびCPU)を改善する可能性がありますが、これは経過時間を犠牲にします。
追加情報
クエリー リライトおよび最適化の詳細については、<Teradata Vantage™ SQLリクエストおよびトランザクション処理、B035-1142>を参照してください。