このリリースでは、Teradata Database最適化ルーチンに対する大幅な機能拡張があります。
AJIをGROUP BY句がないCOUNT(*)でも使用できます
集約結合インデックスを、COUNT式を含むがGROUP BY句を含まないクエリーに対して使用できるようになりました。
圧縮結合インデックスを外部結合を含む計画で使用できます
外部結合を含むクエリーの計画では、クエリーのパフォーマンスを向上させるために圧縮結合インデックスの使用を検討できます。
リテラルの動的パラメータ化
適格なパラメータ化されていないリクエストの違いがWHEREおよびON句の述部で使用される適格なリテラル値だけの場合、構文解析プログラムはこれらのリテラルを自動的にパラメータ化できます。これにより、構文解析プログラムはこのようなクエリーに対してキャッシュされた汎用の実行計画を再利用し、処理を高速化できます。
この機能を有効にするには、DBS制御フィールドEnableDynamicParameterizationの値を変更する必要があります。DBS制御の詳細については、<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>を参照してください。
LATIN列とUNICODE列間の直接PI-PI結合のサポート
1つの列がLATIN文字セットを使用するように定義されていて、他の列がUNICODEを使用するように定義されている場合でも、最適化ルーチンはPI列を直接結合できます。
非強制参照整合性制約を使用して外部結合を削除
最適化ルーチンでは、内部結合に加えて、外部結合での結合排除を行なうための非強制参照整合性制約を検討できるようになりました。非強制参照整合性制約(ソフト参照整合性とも呼ばれます)は、WITH NO CHECK OPTIONを含むREFERENCES句で定義されます。これらの制約はTeradata Databaseによって強制されないため、制約が遵守されるようにするのはユーザーの責任です。