SET TRANSFORM GROUP FOR TYPEステートメントを使用すると、次のような複数の変換グループを持つ複合データ型(CDT)のアクティブな変換を設定できます。
- JSON
- XML
- ST_GEOMETRY
- DATASET
利点
以前は、複数の変換グループを使用するには変換設定でUSERを作成する必要がありました。この機能を使用すると、変換設定でUSERを作成しなくても、Teradata CDTのセッション レベルでの変換設定を適用できます。例えば、ロード操作中に、個別のユーザーを作成しなくてもアクティブな変換を切り替えることができます。
新規および更新されたマクロを使用して現在のUDT変換を表示できます。
SET TRANSFORM GROUP FOR TYPEを使用して、ユーザーの既存の変換設定に加えて、変換を追加できます。
SQLの変更
CDTの変換グループを設定するには、次の新しい文を使用します。
- SET TRANSFORM GROUP FOR TYPE
考慮事項
デフォルトの変換グループがすでにユーザーに対して設定されている場合、SET TRANSFORM GROUP FOR TYPEステートメントは現在のセッションのデフォルトの設定を上書きします。
MultipartRecordモードのJSONとXMLには、変換を使用しない特別な転送プロトコルがあります。クライアントからTeradata Databaseに転送される外部JSONおよび外部XMLデータも、変換なしで処理されます。このモードでは、SET TRANSFORM GROUP FOR TYPEステートメントは適用されません。ただし、JSONおよびXMLでは、フィールド、レコード、および標識の各モードで変換を使用できます。SET TRANSFORM GROUP FOR TYPEステートメントを使用して、フィールド、レコード、および標識モードでのJSONおよびXMLデータのセッション変換を設定できます。
追加情報
現在の変換設定の表示に使用できるマクロを含むCDTの詳細については、以下を参照してください。
- Teradata Vantage™ JSONデータ型、B035-1150
- Teradata Vantage™ XMLデータ型、B035-1140
- Teradata Vantage™ DATASETデータ型、B035-1198
- Teradata Vantage™地理空間データ型、B035-1181