この機能は、地理空間およびXMLデータ型に対するFNCライブラリ関数を提供します。これらの関数は、C/C++ユーザー定義関数(UDF)または外部ストアド プロシージャから呼び出すことができます。これらのルーチンによって提供される機能の一部を次に示します。
- サイズやLOBとして値を格納するかどうかなど、ST_GeometryまたはXML値に関する情報を返します。
- 地理空間の既知のテキスト(WKT)または既知のバイナリ(WKB)の表現の長さを返します。
- UDF/ユーザー定義メソッド(UDM)のST_Geometry戻り値または外部ストアド プロシージャのINOUTまたはOUTパラメータを設定するために使用される結果LOBロケータを返します。
- ST_Geometry、MBRまたはMBB型の値を取得または設定します。
- XML型の値を取得しまたは設定します。
- UDF/UDMのXML戻り値または外部ストアド プロシージャのINOUTまたはOUTパラメータを設定するために使用される結果LOBロケータを返します。
この機能はまた、外部ルーチンに渡されるJSONインスタンスに関する情報を返すJSON型の新しいFNC関数も提供します。これには、可能な最大長、文字セット、および格納形式が含まれます。さらに、テキスト ベースのJSONを取得または設定する既存のFNC関数は外部ルーチンに渡されるバイナリのJSONデータを許可するように拡張されました。
利点
- UDF内または外部ストアド プロシージャから地理空間またはXML型のパラメータを操作できるようにします。
- バイナリJSONデータを外部ルーチンに渡すことができるようになりました。
追加情報
地理空間、XML、およびJSON型のC FNCライブラリ関数の詳細については、以下を参照してください。
- Teradata Vantage™ SQL外部ルーチン プログラミング、B035-1147
- Teradata Vantage™地理空間データ型、B035-1181
- Teradata Vantage™ XMLデータ型、B035-1140
- Teradata Vantage™ JSONデータ型、B035-1150