AS_SHRED_BATCHまたはXSLT_SHRED_BATCHストアド プロシージャを使用したバッチ モードでのXMLドキュメントのシュレッディングでは、これらのプロシージャのデフォルトの動作は、バッチ内の個々の文書で適切なシュレッディングが失敗した場合に、シュレッディング 処理をアボートし、エラーを返すことです。
この機能を使用すると、ユーザーはバッチ内のドキュメントでシュレッディングが失敗してもストアド プロシージャがアボートされない、より許容性のあるシュレッディング モードを使用してAS_SHRED_BATCHおよびXSLT_SHRED_BATCHを呼び出すことができます。代わりに、ストアド プロシージャは失敗した文書IDおよび対応するエラー メッセージを、ユーザーに指定されたエラー テーブルに書き込みます。エラーをドキュメント化した後で、ストアド プロシージャはバッチ内の残りのドキュメントのシュレッディングを継続します。
利点
バッチ内の個々のドキュメントでエラーが発生した場合でも、ドキュメントのバッチのシュレッディングを続行する柔軟性をユーザーに提供します。したがって、ユーザーは、障害発生後にシュレッディングするために、ドキュメントのバッチ全体を再送信する必要はありません。
考慮事項
XMLバッチのシュレッディングは、2つの段階で実行されます。最初の段階では、バッチ内のすべてのドキュメントは揮発テーブルにシュレッディングされます。また、2番目の段階では、データは揮発テーブルからターゲット テーブルに転送されます。最初の段階中、任意のドキュメントのシュレッディングが何らかの理由で失敗した場合、その失敗に対応するドキュメントIDおよびエラー メッセージがエラー テーブルに書き込まれます。これにより、ストアド プロシージャは、バッチ内の残りのドキュメントのシュレッディングを継続できます。ただし、2番目の段階でエラーが発生した(揮発テーブルからデータをターゲット テーブルに移動中)場合、ターゲット テーブルのいずれにも書き込むことなく、シュレッディング プロシージャはアボートされます。
追加情報
XMLドキュメントをシュレッディングするためのAS_SHRED_BATCHまたはXSLT_SHRED_BATCHストアド プロシージャの詳細については、<Teradata Vantage™ XMLデータ型、B035-1140>を参照してください。