セキュリティ管理
Teradata Generic Security Service (TDGSS)インターフェースを使用して、クライアントとサーバー間の安全な接続を確立するためにTeraGSSが使用されます。以前、TeraGSSには、クライアントとサーバー間の安全な接続を確保するために構成ファイル、実行可能ファイル、およびライブラリのための明示的なインストール ディレクトリが必要でした。Teradata Database 15.10.01では、TeraGSSは、ユーザーが指定したディレクトリにインストールでき、クライアントとサーバー間の安全な接続も引き続き確立されます。
利点
- インストール スクリプトを使用すると、ユーザーはインストール用のルート フォルダまたはドライブを指定することができます。ディレクトリ構造を指定しない場合、インストールはデフォルトのインストール ディレクトリを提供します。
- サポートされるオペレーティング システム: Windows、Mac OS X、AIX、HP-UX、Linux、Solaris。
- 以前のバージョンの再インストールは許可されています。また、サイトのカスタマイズを保持することができます。ただし、USDバージョンとUSD以前のバージョンは共存できないため、USDバージョンはダウングレード前にアンインストールする必要があります。
考慮事項
TeraGSSのこのリリースは、Teradata Tools and Utilities(TTU)の以前のリリースと互換性がありません。
- TeraGSSは、Teradata Databaseのバージョンに関係なく、同じメジャーおよびマイナー リリース番号のTeraGSSの他のバージョンとのみ互換性があります。例えば、TeraGSS 16.00.0.1はTeraGSS 16.00.1.0と互換性がありますが、TeraGSS 16.00.0.1はTeraGSS 15.10.1.0と互換性がありません。
- TdgssUserConfigFile.xmlファイルの別々のバージョンを並列的に使用することはできなくなりました。
- 以前のインストールからサイトのカスタマイズを保持するには、ユーザーが手動でTdgssUserConfigFile.xmlファイルを編集してrun_tdgssconfigを実行する必要があります。
- TdgssUserConfigFile.xmlに変更を加える場合は、run_tdgssconfigを手動で実行する必要があります。そうしないとTeraGSSが初期化されません。
- tdgsspkgrmユーティリティが削除されました。
- tdgssversionユーティリティは、バージョン切り替えをサポートしなくなりました。現在は、TeraGSSの4つの部分のリリース番号を表示するために使用されています。クライアントには、TeraGSSの1つ以上のバージョンをインストールできます。tdgssversionは、実行元となる環境のリリース番号を表示します。TeraGSSは、メジャー.マイナーの形式の番号が含まれているディレクトリ パスにインストールされます。tdgssversionは、リリース番号全体を提供します。これには、16.00.1.0など、リリース番号のメンテナンスおよびefixの部分が含まれます。
追加情報
USDの詳細は、<Teradata Vantage™ NewSQLエンジンのセキュリティ管理、B035-1100>を参照してください。