1つまたは複数のセッション内の単一のロード トランザクションまたは複数のトランザクションでロード分離(LDI)テーブルのロード操作を実行できるようになりました。データが複数のセッションにまたがるロード分離テーブルにロードされるとき、1つのマスター セッションがロード操作の開始および終了を制御します。
新しいBEGIN ISOLATED LOADING文を使用すると、明示的なロード操作を開始できます。テーブルは、END ISOLATED LOADING文を実行するまでロード状態であり続けます。明示的なロードを開始すると、複数のセッションがテーブルをロードすることができます。テーブルでロードを実行する任意のセッションがロード セッションと見なされます。テーブルは、ロードがコミットされるまで保留中のコミット状態のままになります。セッションは、1つのテーブルでは明示的なロード操作、別のテーブルでは暗黙的なロード トランザクションのロード セッションにすることができます。
利点
- LDIテーブルのロード操作は、複数のトランザクションにまたがることができます。
- 複数セッションは、LDIテーブルをロードできます。
考慮事項
- BEGIN ISOLATED LOADING文を実行した後は、ロード操作に使用するロード グループにLDILoadGroup予約済みクエリー バンドを設定する必要があります。
- ロード分離テーブルは、明示的なロード状態または暗黙的なロード状態の(両方ではなく)いずれかにすることができます。暗黙的なロード操作では、トランザクションの最初の同時ロード分離(CLDI)操作がロードを開始し、トランザクション コミット時にコミットされます。
SQLの変更
- BEGIN ISOLATED LOADING文
- CHECKPOINT ISOLATED LOADING文
- END ISOLATED LOADING文
- LDILoadGroup予約済みクエリー バンド
追加情報
ロード分離の強化機能の詳細については、次を参照してください。
- Teradata Vantage™ SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144
- Teradata Vantage™ - データベース管理、B035-1093