この機能のJava強化機能を使用すると、ユーザー定義データ型(UDT)および複合データ型(CDT)をパラメータとして宣言し、また外部ストアド プロシージャとJava言語で記述されたユーザー定義関数(UDF)に対して戻り型を許可することができます。この機能でサポートされているUDTとCDTは、次のデータ型を含みます。
- DISTINCT型UDTとSTRUCTURED型UDT
- PERIODデータ型
- 地理空間データ型(ST_Geometry、MBR、およびMBB)
- XML
- JSON
- ARRAY/VARRAY
また、この機能は、次の追加の強化機能を提供します。
- TIME WITH TIME ZONEおよびTIMESTAMP WITH TIME ZONEデータ型のための新しいパラメータ マッピング オプションであり、これらの型のタイムゾーン値をJavaの外部ルーチンに送信できます。
- JSONデータ型の非LOBベースのパラメータ マッピングであるとともに、バイナリ形式のJSONデータの送信をサポートするための新しいパラメータ マッピング オプションです。
利点
- Java UDFおよび外部ストアド プロシージャ パラメータをC/C++の外部ルーチンと同様のものにし、すべてのデータ型および戻り型を許可します。
- 新しいTeradata Javaクラスは、Java UDF内または外部ストアド プロシージャからUDTおよびCDTパラメータにアクセスして操作するためのサポートを提供します。
- タイム ゾーン値およびバイナリJSONデータをJava外部ルーチンに渡すことができるようになりました。
- JSON、XML、およびST_Geometryデータ型に対する非LOBベースのパラメータ マッピングは、パラメータのサイズが64Kを超えていないと判明している場合に使用できます。これは、より良いパフォーマンスを提供する可能性があります。
考慮事項
この機能は、Java UDTまたはJavaで記述されたユーザー定義メソッド(UDM)をサポートしません。
SQLの変更
- CREATE FUNCTIONおよびREPLACE FUNCTION
- CREATE PROCEDUREおよびREPLACE PROCEDURE
追加情報
Javaの強化機能によるUDTおよびCDTのサポートの詳細については、次を参照してください。
- Teradata Vantage™ SQL外部ルーチン プログラミング、B035-1147
- Teradata Vantage™データ型およびリテラル、B035-1143
- Teradata Vantage™地理空間データ型、B035-1181
- Teradata Vantage™ JSONデータ型、B035-1150
- Teradata Vantage™ XMLデータ型、B035-1140