LOBデータを挿入する場合、ODBCプログラムは、LOBデータのサイズが非常に大きい可能性があること、データを1つの大きい塊で挿入できることはめったにないことを考慮に入れる必要があります。むしろLOBデータは小分けして挿入する方が望ましいとされています。
このデータベースへの分割挿入を実装するためには、ODBCのDATA_AT_EXEC機能を使用する必要があります。この機能の使用時は、データの挿入要求とは別々にデータが挿入されます。
次のODBC識別子を使用して、DATA_AT_EXECの使用を指定できます。
- SQL_LEN_DATA_AT_EXEC(LEN)
- SQL_DATA_AT_EXEC
SQL_DATA_AT_EXECは仮の長さで、データ挿入の要求が実行された時点では長さが不明であり、データは後で複数の塊に分割されて供給される可能性があることを示しています。
SQL_LEN_DATA_AT_EXECは、SQL_DATA_AT_EXECと同じ効果を持つマクロですが、さらにデータの長さの合計を指定できます。Teradata LOBでは、この長さはオプションです。