その他の構成オプションを表示するには、Teradata ODBC Driver Options(Teradata ODBCドライバ オプション)ダイアログ ボックスのWarning(警告)エリアにある、詳細設定ボタンをクリックします。 詳細オプションダイアログ ボックスが表示されます。下表に、詳細オプションの一覧を示します。
詳細オプションの注意
フィールド、チェック ボックス、ボタン | 説明 |
---|---|
Maximum Response Buffer Size(最大応答バッファ サイズ) | デフォルト = 65536 (64K) SQL要求用のTeradata応答バッファ サイズを制限する場合に使用する値を入力します。Teradataが有効範囲内のパケット サイズで結果を送信できない場合は、この値が動的に変更されることもあります。 Teradata DSNのオプションの“MaxRespSize=<整数16775168>”オプションを参照してください。 |
TDMST Port Number(TDMSTポート番号) | デフォルト = 1025 Teradata Databaseにアクセスするためのポート番号をリストします。テクニカル サポートからの指示がない限り、この値は変更しないでください。 Teradata DSNのオプションの“TDMSTPortNumber=<整数>”オプションを参照してください。 |
Translation DLL Name(コード変換DLL名) | コード変換DLLのパスを指定します。コード変換DLLは、セッション文字セットとアプリケーション文字セットのコードを変換します。 セッション文字セットとコード変換DLLを参照してください。 |
Translation Option(コード変換オプション) | コード変換DLLのオプションを指定します。このオプションは、コード変換DLLによって使用されます。 セッション文字セットとコード変換DLLを参照してください。 |
Login Timeout(ログイン タイムアウト) | デフォルト = 20 ログインのためにTeradataとの仮想回路を確立する場合に、待機する秒数に対応する値を定義します。整数値を入力します。 Teradata DSNのオプションを参照してください。 |
ProcedureWithPrintStmt(プリント文を含むプロシージャ) | デフォルト = N ストアド プロシージャの作成時に、プリント オプションを有効にします。 Teradata DSNのオプションの“PrintOption=[N | P]”オプションを参照してください。 |
ProcedureWithSPLSource(SPLソースを含むプロシージャ) | デフォルト = Y ストアド プロシージャの作成時に、SPLオプションを指定します。 Teradata DSNのオプションの“SplOption=[Y | N]”オプションを参照してください。 |
Data Source DNS Entries(データ ソースDNSエントリ) | Data Source DNS Entries(データ ソースDNSエントリ) DSNオプションは、データベース名に対してDNSにいくつエントリが定義されているかを、ODBC Driver for Teradataに通知します。このオプションの初期値によって、ODBC Driver for Teradataがデータベース名をIPアドレスに解決する方法を制御します。この値を設定しない場合、デフォルト値は未定義(空)です。ODBC DSNに複数のデータベース名がある場合、Data Source DNS Entries(データ ソースDNSエントリ)オプションはすべての名前に適用されます。 ODBC DSNまたは接続文字列内で、名前ではなくIPアドレスによってデータベースが指定された場合、Data Source DNS Entries(データ ソースDNSエントリ)オプションは無視されます。データベースは、ODBCドライバ セットアップの各パラメータで説明したName(s) or IP address(es)(名前またはIPアドレス)フィールドで指定します。
Data Source DNS Entries(データ ソースDNSエントリ) = 最良の結果を得るには、未定義(デフォルト設定)を推奨します。この設定により、ODBC Driver for TeradataがDNSを動的に検索し、指定したデータベース名に対して使用できるすべてのCOPを見つけることができます。このアプローチを使用すると、将来的にTeradata Database (およびDNS)に追加された新しいノードを、ODBCを変更することなく、ODBC Driver for Teradataが自動検出します。詳細については、<データ ソース名の解決>を参照してください。 Data Source DNS Entries(データ ソースDNSエントリ) = 0は、そのデータベース名に対するcopエントリがDNSにないことを示します。データベース名は、名前によってのみ解決されます。COPサフィックスを使用した解決は試みられません。DNSを利用して負荷分散を行なう環境では、この動作が望ましいことがあります。DNSを負荷分散に使用する場合、管理者は、DNSを使用してデータベース名を解決するたびに異なるIPアドレスまたは複数のIPアドレスを異なる順序で提供するようDNSを構成することができます。 Data Source DNS Entries(データ ソースDNSエントリ) = 値。0以外の値は、データベース名に対するcopエントリがDNSにあり、最後のCOPエントリがその値であることを示します。初めて接続を試みると、1と値の間の数字がランダムに選択されます。それ以降は接続のたびに1が加算されて次の数字になります(ラウンドロビン)。このアプローチでは、コストの大きいDNS解決の失敗は発生しません(コストはDNSの構成方法によって異なります)。ただし、後でDNSにエントリを追加した場合、指定した値を大きくしない限り、これらのエントリをODBC Driver for Teradataが検出することはありません。 |
Use TCP_NODELAY(TCP_NODELAYを使用する) | デフォルト = 選択 ODBC Driver for TeradataのTeradata DSNに有効です。 伝送制御プロトコル(TCP: Transmission Control Protocol)では、データの伝送を制御するためのTCP_NODELAYというオプションが提供されています。 Teradata DSNのオプションの“TCPNoDelay=[Yes | No]”オプションを参照してください。 |
Use NULL for Catalog Name(カタログ名にNULLを使用する) | デフォルト = 選択なし このオプションを選択した場合 - アプリケーションが値を渡した場合でも、すべてのCatalog API関数のCatalog NameパラメータにNULL値が渡されることが想定されます。 このオプションを選択せず、NULL値以外の値がCatalog Nameパラメータに渡された場合 - ODBC Driver for Teradataはエラーを返します。これは、Teradata Databaseがカタログをサポートしないことが理由です。 |
Enable Read Ahead(先読みの有効化) | デフォルト = 選択 このオプションを選択した場合 - ODBCドライバは、現在処理中の応答メッセージが最後ではない場合、データベースに次の応答メッセージを要求することによって先読みを実行します。データベースは任意の時点で各セッションに対してアクティブな要求を1つずつ持つことができます。アクティブな要求とは、実行中のSQL要求、または先行するSQL要求からの結果の次の部分に対する要求のことです。 このオプションを選択しない場合 - ODBCドライバは、ドライバで現在の応答メッセージの処理が完了したときにのみ、データベースに次の応答メッセージを要求します。 |
Retry system calls (EINTR)(システム呼び出しを再試行する(EINTR)) | デフォルト = 選択
このオプションを選択しない場合 - ODBCドライバは、ODBCアプリケーションにSQL_ERRORを返します。ODBCアプリケーションが、中断されたソケット システム呼び出しからの再始動を行ないます。このオプションを選択した場合 - SIGALRMなどのイベントによりソケット システム呼び出しが中断された場合に、ODBCドライバがこの呼び出しを再試行します。 |
SLOB Options(SLOBオプション)グループ ボックス | |
Max Single LOB Bytes(単一LOBの最大バイト数) | 符号無しの32ビット整数値 デフォルト値は4000です。 各行でSLOBとして返される、バイト単位のLOBデータの最大サイズです。0に設定した場合、この機能は無効になります。 |
Max Total LOB Bytes Per Row(行ごとの最大総LOBバイト数) | 符号無しの32ビット整数値 デフォルト値は65536です。 各行でSLOBとして返される、バイト単位のLOBデータの最大サイズです。0に設定した場合、この機能は無効になります。 |
Use Sequential Retrieval Only(逐次取得のみを使用する) | ブール値 デフォルト値はfalseです。 パフォーマンスに関係する設定であり、逐次取得のみを使用するか、ランダム アクセスを使用するかを指定します。 逐次取得のみを使用する場合、ドライバはSLOBのデータをキャッシュしません。キャッシュ ステップを省略することで、データの取得速度が増大します。 また、逐次取得のみに設定している場合にクライアントがランダム アクセスを実行すると、データの取得に遅延LOBが使用されるためパフォーマンスが低下します。 ランダム アクセスが必須の場合、各SLOBデータは後で使用するためにキャッシュされます。このため、取得プロセスの速度は低下しますが、クライアントは後でキャッシュしたデータに再アクセスすることができます。 |
Custom options(カスタム オプション)グループ ボックス | |
Use DATE data for TIMESTAMP parameters(TIMESTAMPパラメータにDATA型データを使用する) | デフォルト = 選択なし このオプションを選択した場合 - ODBC Driver for Teradataは、SQL_C_TIMESTAMPおよびSQL_TIMESTAMPのようにバインドされているパラメータにDATEデータを送信します。 Microsoft Access Jetデータベースを使用しないアプリケーションでは、このオプションを有効にしないでください。 このオプションを選択した場合、SQL_C_TIMESTAMPデータは、DATE部分だけが入るように切り捨てられるため、上記の状況でのみ選択してください。 |
このオプションを選択した場合 – ODBCドライバのEnable Custom Catalog Mode for 2.x Applications(2.xアプリケーションのカスタム カタログ モードを有効にする) | デフォルト = 選択なし ODBCプログラマ リファレンスの仕様に準拠しないODBCドライバの欠陥を利用してCatalog APIの機能が実現されている、ODBC 2.xアプリケーションの下位互換性を保ちます。 SQLTables APIのSchemaName引数にNULL値が渡された場合の動作は、ODBCプログラマ リファレンスの仕様に記載されているように%検索が行なわれるのではなく、DBCというユーザーIDに属するテーブルおよびデフォルトのデータベース スキーマ名の検索が行なわれます。 |
Return Empty string in CREATE_PARAMS column for SQL_TIMESTAMP(SQL_TIMESTAMPのCREATE_PARAMS列に空の文字列を返す) | デフォルト = 選択なし SQL_TIMESTAMPデータ型のSQLGetTypeInfoで空のCREATE_PARAMS列が返され、MS-ACCESSでは、Create Table文でTIMESTAMPの精度を指定できなくなります。 |
Return max. CHAR/VARCHAR length as 32K(CHAR/VARCHARの最大長として32kを返す) | デフォルト = 選択なし SQL_CHARおよびSQL_VARCHARデータ型に対するSQLGetTypeInfoのCOLUMN_SIZE列に、値として32000(64000の場合もあり)が返されます。この結果、MS-ACCESSは、ODBC Driver for Teradataから返された列サイズを、数値をオーバーフローさせることなく扱うことができます。 |
完了したら、OKボタンをクリックして、前の画面に順番に戻ります。
Teradata Database ODBC Driver 16.20 DSN Setup(Teradata Database ODBCドライバ16.20のDSN設定)ダイアログ ボックスに必要な情報を入力したら、OKをクリックします。
構成したばかりのデータ ソースが、ODBC データ ソース アドミニストレータダイアログ ボックスのユーザー データ ソースリストに表示されます。
データ ソースの追加を続ける場合は、この手順を繰り返します。