以下のセクションでは、旧Teradata ODBCドライバの機能のうち、新Teradata ODBCドライバで廃止され使用できなくなったものの一覧と、その説明を示します。
ポップアップ ダイアログ ボックスの無効化
旧ドライバでは、構成オプションQuietModeまたはRunInQuietModeによりポップアップ ダイアログ ボックスを無効化することができていました。新ドライバにはポップアップ ダイアログ ボックスが存在しないため、これらのオプションは使用できなくなりました。整数型時刻
旧ドライバでは、DSNオプションのDateTime形式または構成オプションDateTimeFormatで整数型時刻を指定できていました。新ドライバでは、互換性のために整数型時刻モードが廃止されたため、これらのオプションを使用して整数型時刻を指定することはできなくなりました。状態チェック レベルのバイパス
旧ドライバでは、DSNオプションの状態チェック レベルまたは構成オプションStCheckLevelにより、オープン カーソルに関するODBC状態チェックをバイパスできていました。新ドライバでは、これらのオプションは使用できなくなりました。
Disable PREPARE(PREPAREを無効にする)
旧ドライバでは、DSNオプションのDisable Prepare For SQL(SQLの前処理の無効化)または構成オプションSQLWithCommentsOrParenthesisにより、SQLDirectExec文の前処理ステップを無効化できていました。新ドライバでは、これらのオプションは使用できなくなりました。
Application Catalog Database(アプリケーション カタログ データベース)
旧ドライバでは、構成オプションAppCatalogDBを使用して、特定の状況においてテーブル検索の対象に特定のデータベースを含めることができていました。このオプションは非標準の動作を実行するものであるため、新ドライバでは使用できなくなりました。
非同期操作の無効化
旧ドライバでは、構成オプションDisableAsyncにより、非同期操作の有効化を通知なしで無視することができていました。このオプションは非標準の動作を実行するものであるため、新ドライバでは使用できなくなりました。
ネイティブ ラージ オブジェクトのサポートの無効化
旧ドライバでは、DSNオプションのネイティブのラージ オブジェクト サポートを使用する、または構成オプションUseNativeLOBSupportにより、ネイティブ ラージ オブジェクト データ型のサポートを無効化できていました。新ドライバでは、これらのオプションは使用できなくなりました。
Return Output Parameters As ResultSet(出力パラメータを結果セットとして返す)
旧ドライバでは、構成オプションOutputAsResultSetにより、INOUTおよびOUTパラメータを、パラメータとしてではなく結果セットとして返すことができていました。ODBC仕様でこれらのパラメータを結果セットとして返すオプションが廃止されたため、新ドライバではこのオプションは使用できなくなりました。
ClientKanjiFormat(UNIX/Linuxのみ)
UNIXシステムおよびLinuxシステムでは、旧ドライバの構成オプションClientKanjiFormatにより文字セットを指定することができていました。新ドライバでは、このオプションは使用できなくなりました。
Redisplay Reconnect Wait(再接続待機の再表示)
旧ドライバでは、Redisplay Reconnect Wait(再接続待機の再表示) DSNオプションにより、ODBCの再接続の継続/キャンセル プロンプトを表示する時間間隔を指定できていました。新ドライバではこのプロンプトが表示されないため、このオプションは使用できなくなりました。