UDT値のインポートとエクスポート - ODBC Driver for Teradata

ODBC Driver for Teradata® ユーザー ガイド

Product
ODBC Driver for Teradata
Release Number
16.20
Published
2018年10月
Language
日本語
Last Update
2019-02-12
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B035-2526
Product Category
Teradata Tools and Utilities

UDTは、Teradata Databaseサーバー上にのみ存在できます。各UDTには、from-sql routineto-sql routineが関連付けられています。from-sql routineは、UDTから定義済みの型の値を生成します。このルーチンは、UDTがTeradata Databaseサーバーからクライアント システムにエクスポートされるときに、自動的に呼び出されます。to-sql routineは、定義済みの型の値からUDT値を生成します。このルーチンは、クライアント システムからTeradata Databaseサーバー上のUDTに値がインポートされるときに、自動的に呼び出されます。from-sql routineおよびto-sql routineにより、UDTと定義済みの型の間のマッピングが作成されます。定義済みの型は、UDTの外部型と呼ばれます。クライアント アプリケーションが扱うのは外部型のみであり、UDT値を直接処理しません。

例えば、FULLNAMEという名前のUDTが存在し、FULLNAMEと関連付けられている外部型がVARCHAR(46)の場合、Teradata DatabaseサーバーはFULLNAME値のエクスポート時に、FULLNAME UDTと関連付けられているfrom-sql routineを呼び出して、値をFULLNAME値からVARCHAR(46)値に変換します。したがって、クライアントは、VARCHAR(46)値を受け取る場合と同じ形式のデータを受け取ることを想定する必要があります。

同様に、クライアントがFULLNAME UDTにインポートされる値を指定するときは、VARCHAR(46)フィールドに対するのと同じ値を指定する必要があり、Teradata Databaseサーバーは、FULLNAME UDTと関連付けられているto-sql routineを呼び出してVARCHAR(46)からFULLNAMEに値を変換します。