NEWキーワードを使用しなくても、ARRAYコンストラクタ式を呼び出すことができます。これはOracle構文と互換性があります。NEWキーワードを使用せずに呼び出すと、この式をTeradata DatabaseはUDF式のように扱います。これは、ARRAYコンストラクタ式を使用できる場所を、スカラーUDFと同じ用法に制限します。これは、同じシナリオで、NEWキーワードを使用しないARRAYコンストラクタ式が使用できないSQL文内でも、NEWキーワードを使用するARRAYコンストラクタ式は使用できることを意味します。例えば、CREATE TABLE文のDEFAULT句で、NEWキーワードを使用するARRAYコンストラクタ式を使用できます。ただし、DEFAULT句でNEWキーワードを使用しないARRAYコンストラクタ式は使用できません。
さらに、NEWキーワードを使用しないARRAYコンストラクタ式はスカラーUDFのように扱われるので、この場合、UDFの既存の検索順序ルールが適用されます。Teradata Databaseは次のデータベース内のUDFを次の順序で検索します。
- デフォルト データベース
- SYSLIBデータベース
- TD_SYSFNLIBデータベース
- SYSUDTLIBデータベース
UDFがデフォルト データベース、SYSLIB、または、TD_SYSFNLIB内にあり、かつ、定義されたARRAYデータ型と同じ名前を持つ場合、また、NEWキーワードを指定しないARRAYコンストラクタ式を呼び出す場合は、Teradata DatabaseはARRAYコンストラクタに代わってUDFを呼び出します。この対立を回避するには、ARRAYコンストラクタを呼び出すときにNEWキーワードを使用します。