以下のテーブルは、システムのデフォルト形式をまとめたものです。
データ型 | システム デフォルト形式 |
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TIME TIME WITH TIME ZONE |
HH:MI:SS.S(F)Z 時間帯情報は、TIME WITH TIME ZONEについては表示されますが、TIMEについては表示されません。 |
TIMESTAMP TIMESTAMP WITH TIME ZONE |
YYYY-MM-DDBHH:MI:SS.S(F)Z 時間帯情報は、TIMESTAMP WITH TIME ZONEについては表示されますが、TIMESTAMPについては表示されません。 |
システム管理者は、TIMEおよびTIMESTAMPデータ 型のデフォルト形式を変更できます。デフォルトのTIMEおよびTIMESTAMP形式の変更の場合、カスタム データ形式仕様(SDF)ファイルの中のTIMEおよびTIMESTAMP要素の値を変更し、tdlocaledefユーティリティを使用して情報をTeradata Databaseで使用できる内部形式に変換することになります。
デフォルト形式を変更する前に、次に示すような影響について考慮してください。
データ入力形式 | デフォルト形式を変更すると、新しいテーブルのTIMEデータおよびTIMESTAMPデータのデータ入力形式が変更されます。ただし、既存のテーブルについては変更されません。しかし、すべての時刻およびタイムスタンプをANSI TIMEおよびタイムスタンプ リテラルとして入力すれば、データ入力の問題は避けられます。 |
表示形式 | デフォルト形式を変更すると、新しいテーブルの時刻(TIME)値およびTIMESTAMP値の表示が変更されますが、既存のテーブルでは変更されません。このため、新しいテーブルと古いテーブルの値の表示が異なります。ビューも基礎テーブルに基づいているので、テーブルのビューについても同じことが言えます。 |
CHARACTERからTIMEへ、およびCHARACTERからTIMESTAMPへの変換と比較 | 文字列と時刻(TIME)値またはTIMESTAMP値を比較または変換するには、文字列と、時刻(TIME)値またはTIMESTAMPの値の形式が同じでなければなりません。デフォルト形式を変更すると、新しいテーブル、新しいテーブルのビュー、および既存のマクロの形式が変更されるので、そのような比較は失敗します。しかし、CHARACTERとTIMEの比較、およびCHARACTERとTIMESTAMPの比較において形式に関するエラーを回避するために、時刻およびタイムスタンプをANSI TIMEリテラルおよびタイムスタンプ リテラルとして指定することができます。 |
実行するマクロ内のTIMEおよびTIMESTAMP値の形式 | デフォルト形式を変更すると、マクロ内のTIMEおよびTIMESTAMP値の形式が変更されることがあります。その場合は、マクロが失敗することがあります。 |
デフォルト形式を変更しても、次のものに関するTIME形式またはTIMESTAMP形式は変更されません。
- 形式変更前に作成されたテーブル
- 現在ログオンしているユーザーによって作成されたテーブル
- 現在ログオンしているユーザーによって実行されるマクロ
- 変更前に作成されたテーブルに基づくビュー
システムのデフォルトTIME形式およびTIMESTAMP形式の値を確認するには、HELP SESSIONを使用します。