Teradata Vantage™は、業界をリードするTeradata® Databaseから進化した、当社のフラグシップ分析プラットフォーム サービスです。この変更を反映するようにコンテンツ内の参照が更新されるまで、Teradata Databaseという用語はTeradata Vantageと同義です。
この図は、Vantageの初期リリースを示しています。顧客はすべてのデータをいつでも活用できるため、あらゆるデータを分析の対象とし、自由に展開し、ビジネスにとって最も重要な分析を配信することができます。概要レベルでは、Vantageは以下のコンポーネントで構成されています。
ストレージ
データストア: Vantageをハードウェア プラットフォーム依存関係から分離でき、Vantageの指示に従ってデータベース テーブルの作成と保守をサポートするファイル システムです。ファイル システムはデータを物理フォーマットで格納します。
高速ファブリック
高速ファブリックは処理テクノロジーを相互に結び付けます。Teradata® IntelliFlex®の場合、これはInfiniBand上のBYNETで、BYNETプロトコルを実行しています。Amazon Web Services (AWS)やMicrosoft Azure (Azure)などのパブリック クラウド展開の場合は、その環境で使用されるネットワーク スイッチング ファブリックです。
エンジン
- Advanced SQL Engine (旧NewSQLエンジン): クラス最高のTeradata Database処理機能を基盤とするTeradata Vantageのコアとなる機能です。Advanced SQLとは、標準SQLの機能を超える高度な分析機能を実行する能力を持つことです。概要レベルでは、Advanced SQL Engineには以下の機能があります。
- Teradata Databaseと同様に、SQLベースの分析を実行する
- 4D分析、パスとパターン分析、スコアリングなど、追加の高度な分析機能を提供する
- Machine Learning EngineおよびTeradata Graph Engineの機能を呼び出す
- 最適化プログラムやワークロード管理など、Teradata Databaseに含まれていた追加のクエリー最適化機能を実行する
- Machine LearningおよびGraph エンジン: これらのオプションのエンジンは、これまでTeradata Aster®から提供されている180以上の組み込み関数を実行する機能を提供します。関数には、数学と統計、テキスト分析、センチメント分析、クラスタリング、パスとパターン、ディシジョン ツリー、グラフなどがあります。これらは、標準SQLを使用してAdvanced SQL Engineを介して呼び出されます。
言語
Teradata Databaseが提供する言語サポートと同様に、VantageはSQL、R、Python、SAS、およびJavaを含むさまざまな言語をサポートします。
ツール
Vantageは次のアクセスを提供します。
- Tableau、Qlik、IBM CognosなどのBI可視化ツール
- DataikuとSASを含む分析ツール
- RStudio、Jupyter、Teradata Studio™などのノートブックとIDE
- Teradata® AppCenterなどのアプリケーション フレームワーク