Sequenced問合わせでの集約関数
sequenced valid-time問合わせの結果は、VALIDTIME列を含む行があるテンポラル テーブルです。VALIDTIME列は、結果セットの行に対して、有効時間、つまり行情報が有効な時間を示します。この結果セットの有効時間は、最初に問合わせたテーブルの対象行の有効期間を持つ問合わせの適用期間の共通部分になります。
sequenced valid-time問合わせに、集約関数を含めることができます。集約は、結果セットのVALIDTIME期間の組み合わせにより定義される、すべての固有の継続期間で実行されます。
SEQUENCED TRANSACTIONTIME集約はサポートされません。
valid-timeテーブルは、指定された期間、つまり行の有効時間について、有効だと見なされる状態の情報を表現します。有効なデータは、その期間中を通じた定数であるか、または、その有効期間中に集積する値を表現するものとすることが可能です。状態の情報の例には、次のものがあります。
- 指定された期間での在庫品目の数量。
- 特定の期間で有効な保険契約。
- あるプロジェクトでの1日当たりの労働時間など、単位時間当たりの労働時間数。ここで、有効時間は、PERIOD (DATE)データ型を使用し、期間全体の単位で表現します。
テンポラル テーブルで集約が適用される列を注意深く評価して選択することが重要です。一定期間の集約が非状態列に適用される場合、誤解を生む、不正確な結果になる可能性があります。
- valid-timeテンポラル テーブルで使用する場合、SUM、AVG、MIN、MAXなどの集約は、状態列でのみ実行する必要があります。非状態列でそのような集約関数を使用すると、意味のない結果や、誤解を生む結果が生じる可能性があります。
- COUNT集約は、通常は実行しても安全であり、簡単な結果を生成します。ただし、集約に使用された列に対応する適切な方法で、結果が解釈されていることを確認してください。