増分コピー中にソース データとターゲット データがDELTA実行で確実に同期するように、DSAでは増分FULL実行後にターゲット テーブルが読み取り専用に設定されます。これは、増分復元状態とも呼ばれます。
ユーザーは、結合インデックスまたはハッシュ インデックスの追加など、Operation not allowed: table is in Incremental Restore (read-only) stateという結果になるターゲット テーブル データの変更はできません。
- 緊急時にターゲット システムを昇格させる必要がある場合、例えばPRODシステムの代わりにDRシステムを使用する場合、ユーザーはGDO 555IgnoreIncrementalRestoreStateをtrueに設定し、システム全体の書き込みを有効にできます。
- ユーザーが増分ジョブ書き込みでターゲット テーブルのみを有効にしたい場合、ユーザーはパラメータ-ir_allow_writeが「true」に設定された状態でジョブを開始できます: datamove start -job_name my_ir_job -ir_allow_write true
- SQL文を呼び出して、読み取り専用オブジェクトの書き込みを許可します:
構文は次のとおりです。
INCREMENTAL RESTORE ALLOW WRITE FOR
|--<Databasename> --|
|--<Databasename.TableName> --| ;