統計キャッシュ
統計キャッシュを使用すると、問合わせを最適化するために必要になる構文解析プログラムのオーバーヘッドを最小化できます。そのためには、セッション中に取り出されたデータ ディクショナリからの、統計、UDIカウント、および他のデモグラフィック情報をキャッシュに入れて、SQL問合わせを最適化します。
最適化ルーチンでは、テーブルを処理するための統計が必要になると、テーブルのすべての統計に関するサマリー情報を最初に取得します。Vantageは、取得したデモグラフィック データを統計キャッシュに格納し、このキャッシュに長期間保持します。統計キャッシュの目的は、問合わせを最適化するために取り出された統計を、できるだけ長期間メモリに残しておくことです。
DBS制御フィールドNumStatisticsCacheSegsを使用すると、統計キャッシュのサイズを変更できます。 統計キャッシュの微調整の詳細については、<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>を参照してください。
ディクショナリ キャッシュとは異なり、Vantageが統計キャッシュを定期的にパージすることはありません。統計キャッシュは、統計を収集または削除するための操作が実行されたときにのみパージされます。