QueryStepsの機能
このテーブルの各行には、システムによって実行されたリクエストに対応するあらゆるステップの属性がリストされます。ステップに複数の属性がある場合には、そのステップに対して複数の行が格納されます。その行セットは共通のStepIDおよびQueryID値によって関連付けられます。この場合、個々の行は、その行タイプ コードによって区別されます。
QueryStepsテーブルの定義
次のCREATE TABLEリクエストは、QueryStepsテーブルを定義しています。
CREATE TABLE QuerySteps ( StepID INTEGER NOT NULL, QueryID INTEGER NOT NULL, StepNum INTEGER, ParallelStepNum INTEGER DEFAULT 0, StepText VARCHAR(32000) CHARACTER SET LATIN NOT CASESPECIFIC, RowType CHARACTER(1) CHARACTER SET LATIN NOT CASESPECIFIC NOT NULL, StepKind CHARACTER(2) CHARACTER SET LATIN NOT CASESPECIFIC, ParallelKind CHARACTER(1) CHARACTER SET LATIN NOT CASESPECIFIC, AMPUsage CHARACTER(1) CHARACTER SET LATIN NOT CASESPECIFIC, TriggerType CHARACTER(1) CHARACTER SET LATIN NOT CASESPECIFIC, EstCPUCost FLOAT, EstIOCost FLOAT, EstNetworkCost FLOAT, EstHRCost FLOAT Cost FLOAT, MaxCost FLOAT, SourceRelation1 INTEGER, SourceRelation2 INTEGER, TargetRelation1 INTEGER, TargetRelation2 INTEGER, StepAttributeType CHARACTER(10) CHARACTER SET LATIN NOT CASESPECIFIC, StepAttributeValue VARCHAR(100) CHARACTER SET LATIN NOT CASESPECIFIC, LockType CHARACTER(1) CHARACTER SET LATIN NOT CASESPECIFIC, RowHashFlag CHARACTER(1) CHARACTER SET LATIN NOT CASESPECIFIC, NoWaitFlag CHARACTER(1) CHARACTER SET LATIN NOT CASESPECIFIC Cardinality DECIMAL(18,0) DEFAULT 0, IndexMaintCostEst FLOAT DEFAULT 0) PRIMARY INDEX (QueryID) INDEX SK_StepID (StepID);
QueryStepsの属性の定義
次のテーブルは、QueryStepsテーブル属性を定義しています。
属性 | 定義 |
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StepID |
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QueryID |
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StepNum | このQuerySteps行でテキストが報告されるステップの番号。
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ParallelStepNum | このQuerySteps行でテキストが報告される並列ステップの番号。
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StepText | ステップを記述するテキストを格納する。 |
RowType | この行がどのタイプの詳細事項を表わすかを記述する。
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StepKind | この行によって示されるステップの種類を記述する。
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ParallelKind | ステップが前のステップと並列に実行できるかどうかを記述する。
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AMPUsage | このステップを処理するためにどのようにAMPを使用するかを記述する。
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TriggerType | このステップに関連したトリガーを記述する。
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EstCPUCost | 最適化ルーチンによって見積もられる、そのステップのCPU時間(ミリ秒単位)。 |
EstIOCost | 最適化ルーチンによって見積もられる、そのステップのI/Oサービス時間(ミリ秒単位)。 |
EstNetworkCost | 最適化ルーチンによって見積もられる、そのステップのBYNETサービス時間(ミリ秒単位)。 |
EstHRCost | 最適化ルーチンによって見積もられる、そのステップのその他のコスト(ミリ秒単位)。 |
Cost | ミリ秒単位で表わした、このステップの実行の見積もりコスト。 EXPLAINレポートで生成される時間の見積もり値と同じように、Costの値は絶対的な時間値とは見なさないでください。むしろ、その他のコストの見積もり値に対する割合として評価される相対値と考えてください。 |
MaxCost | このステップの実行の最悪の場合の見積もりコスト。 |
SourceRelation1 | このステップの主なソース リレーションの番号。 例えば、ステップが結合ステップで、StepAttributeTypeがSingleRowLの場合、SourceRelation1は結合の左リレーションの番号です。 StepAttributeTypeがSingleRowRで、SourceRelation1がnullの場合、SourceRelation2には結合の右リレーションの番号が含まれます。 |
SourceRelation2 | このステップの追加のソース リレーションの番号。 |
TargetRelation1 | ステップ操作の結果生じる、またはステップ操作を行なうスプール ファイルあるいはテーブルの番号。 |
TargetRelation2 | このステップの追加の結果を保持する追加のスプール ファイル(必要な場合)の番号。 |
StepAttributeType | 行が表わす属性を示す。 StepAttributeType列にSnglPart、PartRg、またはAllPartsが含まれる場合、StepAttributeValue列は、LK StepKindにおけるそのようなロックの順序(1、2、...)を示します。
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StepAttributeValue | 行が表わす属性の値を示す。 |
LockType | このステップに対してクエリー計画で指定されたロックの重大度を定義する。 ロックの重大度については、トランザクションの処理を参照してください。
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RowHashFlag | テーブルが行ハッシュでロックされたかどうかを示す。
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NoWaitFlag | ロック ステップに対してno waitオプションを設定するかどうかを示す。
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Cardinality | 出力される見積もりの行数、またはこの指定のステップで最適化ルーチンによる影響を受けると見積もられる行数。 この値は、行を検索または変更するステップだけに適用されます。 |
IndexMaintCostEst | このステップの影響を受けるインデックスを保守するために見積もられるミリ秒単位のコスト。 この値は、行を変更するステップだけに適用されます。 |