目的
システム全体の性能モニターの権限を与えます。
必要な権限
モニター形式のGRANTを使用する場合は、MONITOR権限を持っていることが必要です。
これらの権限は、すべてのセッションのすべてのアプリケーションを監視する許可を得たユーザーにのみ与えられるべきです。
低いレベルのMONITOR権限は、存在しません。この権限の有効範囲は、常にグローバルです。例えば、データベース管理者は、ユーザーAddamsに自分のアプリケーションのみをセッション レベルで監視する能力を与えることができません。代わりに、データベース管理者は、Addamsにすべてのセッションによるすべてのアプリケーションをセッション レベルで監視する許可を与えなければなりません。
現在MONITORパーティションを使用している人を判別するためには、以下の問合わせを発行します。
SELECT UserName, IFPNo FROM DBC.SessionInfoV WHERE partition = 'MONITOR';
GRANT文は、特定の権限の指定にだけ使用されます。
データベースまたはユーザーの所有権を譲渡するには、GIVEを参照してください。
構文
構文要素
- MONITOR PRIVILEGES
- 指定された受領者に、MONITORに関連するすべての権限を付与します。WITH GRANT OPTIONを指定しない限り、MONITOR PRIVILEGESは、指定された権限を別のユーザーに与えることを許可しません。
- MONITOR BUT NOT
- 指定した受領者は、BUT NOTの後に指定したものを除いて、付与可能なすべての権限を受け取ることになります。これらの権限を付与する能力を含める場合には、WITH GRANT OPTIONを明示的に指定しなければなりません。
- monitor_privilege
- 有効なモニター権限。
- ALL
- 指定したオブジェクト権限セットを、指定したデータベースまたはユーザー、およびそのデータベースまたはユーザーによって現在と将来に所有されるすべてのデータベースまたはユーザーに与えます。
- user_name
- 指定したMONITOR権限を与えられるユーザーまたはデータベースの名前。最大25個の名前を指定することができます。
- PUBLIC
- 権限が、すべてのTeradata Databaseユーザーに継承されます。
- WITH GRANT OPTION
- 権限を与えられるユーザーが、WITH GRANT OPTIONとともに権限を受け取ることを指定します。このオプションを指定しない場合、受領者は付与オプションのない権限セットを受け取ります。