Teradataサーバー ソフトウェアの信頼済みセッションの実施 - Advanced SQL Engine - Teradata Database

Teradata Vantage™ - SQLデータ制御言語

Product
Advanced SQL Engine
Teradata Database
Release Number
17.05
17.00
Published
2020年6月
Language
日本語
Last Update
2021-03-30
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B035-1149
Product Category
Software
Teradata Vantage

信頼済みセッション機能を使用するアプリケーションは、信頼済みのリクエストと、信頼済みでないリクエストの両方のリクエストを実行依頼すると考えられます。どのリクエストが信頼できて、どのリクエストが信頼できないかを把握しているのは、そのアプリケーションであって、Teradata Databaseではありません。Teradata Databaseは、ログオン ユーザーにWITH TRUST_ONLYオプションが設定されている場合には、PROXYUSERを指定したSET QUERY_BANDリクエストが信頼済みのリクエストであるかどうかを検証するだけです。

サーバー ソフトウェアでは、信頼済みユーザーがTRUST_ONLY権限を所持するように設定するGRANT CONNECT THROUGHリクエストを使用して、信頼済みのリクエストを強制します。信頼済みユーザーにWITH TRUST_ONLYオプションを指定すると、Teradata Databaseはプロキシ ユーザーを信頼済みに設定するリクエストを許可しますが、それ以外の場合はそのリクエストをアボートして、リクエスト元にエラーを返します。

中間階層アプリケーションが、次に示すPROXYUSERSを指定したSET QUERY_BANDリクエストを実行依頼したとします。

SET QUERY_BAND = 'PROXYUSER=client787';

考えられる結果は以下のとおりです。このリクエストが信頼済みであるかどうか、また、このリクエストを実行依頼したアプリケーション ユーザーに付与されているCONNECT THROUGH権限の内容によって結果が異なります。

信頼済みユーザーの権限 オプション パーセルの信頼済みフラグ リクエストの状態
TRUST_ONLY権限が付与されている Yに設定 信頼済み。

SET QUERY_BAND … PROXYUSERリクエストが許可されます。

  Nに設定 信頼済みでない。

SET QUERY_BAND … PROXYUSERリクエストがアボートされます。

TRUST_ONLY権限が付与されていない Yに設定 信頼済み、信頼済みでない、のどちらでもありません。

Teradata Databaseはフラグの設定を無視します。

  Nに設定 信頼済み、信頼済みでない、のどちらでもありません。

Teradata Databaseはフラグの設定を無視します。

これはデフォルトの設定です。