バルク ローディング オプションの設定、テーブル名の編集、操作に含まれるログテーブルの格納場所の変更を行なうには、詳細設定オプションを使用します。このようなオプションを変更する必要のない場合は、手順3 – スクリプトの開始に進みます。
- Settings(設定)をクリックして、Advanced Settings(詳細設定)ダイアログ ボックスを開きます。
このダイアログ ボックスでは次の項目を使用できます。
- Bulk loading options(バルク ローディング オプション) - テーブルを更新する場合、これらのオプションのいずれかまたは両方を無効にして、パフォーマンスを最適化します。これらのオプションは、データ ソースがこれらのオプションをサポートしている場合のみ使用できます。
- Index updates required(インデックスの更新が必要) - このオプションがオフの場合、OLE DBプロバイダは、行セットに対する挿入や変更に基づいてインデックスを更新する必要がなくなります。このため、行セットが変更された後にインデックスを再作成する必要があります。
- Referential integrity check(参照整合性チェックが必要) - このオプションがオフの場合、OLE DBプロバイダは、参照整合性制約をチェックしたり行セットに対する変更を実施したりする必要がなくなります。
- Table name(テーブル名) - 宛先テーブルの名前を入力または変更します。デフォルトでは、引用符で囲んだ修飾テーブル名が表示されます。ただし、二重引用符をサポートしていないOracleなどのデータ プロバイダに対しては、二重引用符を削除する必要があります。つまり、宛先ソースに応じて、テーブル名を引用符で囲んだり修飾したりする必要があります。
存在しないテーブルの名前を入力した場合は、新しいテーブルが作成されます。
- Location of log tables(ログ テーブルの位置) - 操作に関する再始動ログ テーブルの場所を指定します。このデータベースの名前は、Teradata Access Module for OLE DBで作成されるTeradata FastExportスクリプトのLOGTABLEコマンドに含まれます。
- User’s default database(ユーザーのデフォルト データベース) - Teradata FastExportスクリプトは、LOGONコマンドによってユーザー名に定義されるデフォルト データベースのログ テーブルを検索します。
- Source database(ソース データベース) - 再始動ログ テーブルは、エクスポートされるテーブルと同じデータベースに配置されます。
- Other database(その他のデータベース) - デフォルト データベースまたはソース データベース以外のデータベース名を指定します。
- Session character set(セッション文字セット) - スクリプトとデータの転送に使用する現在のセッションの文字セットを指定します。
セッション文字セットは、データベース間のデータ転送のモードに影響を与えます。
任意のUnicode®文字列を正しく転送するためには、次の条件を満たす必要があります。- Session Character Set(セッション文字セット)で、UTF-8/UTF-16 (Teradataセッション文字セット)を選択する。
- (ロード操作の)ソースまたは(エクスポート操作の)宛先がUnicodeを適切に処理していることを確認する。
- データ ソースまたはOLE DBプロバイダに必要な設定を行なう。
エクスポートの場合は、文字データは、Teradataセッション文字セット エンコーディングで、エクスポート ユーティリティ(FastExportまたはBTEQ)から取り込まれます。 文字データはDBTYPE_WSTR(UTF-16)データ型を使用して変換され、Select a destination(宛先の選択)ボックスで指定されたOLE DBプロバイダに渡されます。
文字セットの詳細については、文字セットのサポートを参照してください。
- Checkpoint interval(チェックポイント間隔) - チェックポイントの間隔を指定します。この値は、Teradata FastLoad、Teradata MultiLoad、TPumpでのジョブ用に生成されたロード スクリプトでのCHECKPOINTの指定に使用されます。このフィールドは、ロード ジョブに対してのみ使用できます。
Checkpoint interval(チェックポイント間隔)フィールドに値を入力した場合には、Rows per Fetch(フェッチ毎の行数)やBuffer size(バッファ サイズ)ボックスにも値を追加してEnable scroll backwards(後方スクロールを有効にする)オプションを選択すると、システム性能が向上することがあります。 これらのフィールドの設定方法の詳細については、アクセス モジュール要素を参照してください。
- Rows per Fetch(フェッチ毎の行数) - Teradata MultiLoadジョブに返される行数を入力します。行数が増えると、効率が良くなる場合があります。
- Buffer size(バッファ サイズ) - TPumpジョブのバッファのサイズを示す数値を入力します。バッファ サイズが増えると、効率が良くなる場合があります。
- Enable scroll backwards(後方スクロールを有効にする) - このオプションを選択すると、最新のチェックポイントから再始動されますが、パフォーマンスが低下する可能性があります。このオプションが空白のままの場合は、スクリプトの先頭からジョブが再始動されます。
- Enable improved UTF8 data transfer(UTF8データ転送を有効にする) - このオプションを選択すると、Teradata Access Module for OLE DBは固定長文字データを可変長文字データとして送信します。この結果、ソースがTeradata Database以外の場合のインポート ジョブでは、データ送信の効率が高まります。このオプションを選択できるのは、インポート ジョブでUTF-8セッション文字セットを指定する場合だけです。
- Bulk loading options(バルク ローディング オプション) - テーブルを更新する場合、これらのオプションのいずれかまたは両方を無効にして、パフォーマンスを最適化します。これらのオプションは、データ ソースがこれらのオプションをサポートしている場合のみ使用できます。
- Advanced Settings(詳細設定)ダイアログ ボックスを終了して、手順3 – スクリプトの開始に進みます。