更新可能カーソル呼び出しから、最後に取り出された行を削除します。
ANSI準拠
ANSI/ISO SQL:2011準拠。
この形式はTeradataセッション モードでは無効です。
必要な権限
そのテーブルに対するDELETE権限を持っていなければなりません。
ビューでデータを削除するための権限を付与する場合には、注意が必要です。ビューで行を削除するとき、ユーザーに見えないフィールド内のデータもまた削除されます。
呼び出し
実行可能形式。
ストアド プロシージャおよび埋め込みSQL。
構文
{ DELETE | DEL } FROM table_name WHERE CURRENT OF cursor_name
構文要素
- table_name
- 削除する行が見つかったテーブルの名前。
- cursor_name
- 削除する行の位置を示すために使用されるカーソルの名前。
使用上の注意
- プリプロセッサTRANSACTまたは-trオプションがANSIに設定されている必要があります。
- DELETE文でWHERE CURRENT OF句を指定すると、WHERE CURRENT OF cursor_nameで指定されたカーソルが現在指している行を操作できます。
- WHERE CURRENT OF使用上の制限
- cursor_nameは、有効な更新可能カーソルでなければなりません。
- カーソルの現在行の複数更新や、カーソルの現在行の更新に続く削除は許されています。
- table_nameは、更新可能カーソル リクエストでSELECTしたテーブルと同じでなければなりません。
- 参照されるカーソルは、FETCH文を介して有効な行に配置しなければなりません。
例: カーソルによる行の削除
この例では、テーブルから削除するために使用されるカーソルの名前はX01です。
EXEC SQL DELETE FROM customer WHERE CURRENT OF x01;
関連情報
- Teradata Vantage™ - SQLデータ操作言語、B035-1146